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世の中の話題はiPhone SDKなのでしょうが、我が家では怒濤のようにやって来たApple新製品群のセットアップに追われています(笑)。

まずはTime Capsuleを含めたネットワークの設定を行いました。
せっかくTime Capsuleが来たのに、バックアップ(Time Machine機能)を取る前にクラッシュなんか起こったらシャレになりませんからね(笑)

3つのネットワーク


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表示にあるとおり、これまでは上2つのAirMac Expressを使っていました。
1台が親機でモデムに繋ぎ、USBプリンターも接続。もう1台はWDSでネットワーク範囲の拡張を行った子機として使い、コンポの裏においてAirTunesとしても使っていました。

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もちろん今回の設定で親機はTime Capsuleに変更です。それにいままでのAirMac Express2台をぶら下げるカタチにしました。

AirMac ユーティリティはもともとOSに入っていたのは5.2.2でしたが、Time CapsuleをセットアップするためにTime Capsuleに付属してきた5.3にバージョンアップです。

Airmac utility 5.2.2


Airmac utility 5.3


設定画面そのものは変化なかったので設定そのものは簡単にいくだろうと思っていたのですが、Time Capsuleの「WDS設定」でエラーが出まくり、3回も一からセットアップし直し、やっとすべてが緑の店頭点灯に変わって使えるようになりました。。結構これだけで時間をとられました。
(結局、ExpressのWDS設定は今も出来ていません。これにするとエラーになります。特に致命的なものではないので、今後調査していきます。また、情報お持ちの方いらっしゃいましたらご教示ください。)

なにはともあれ、2台の子機はひとつは「AirTunes専用」、もう一つは「USBプリンター専用」という贅沢な使用環境になりました。


肝心のワイヤレスのスピードですが、Time Capsuleを2.4GHz(b/g互換)の.11nと、5GHz(a互換)の双方で調査しました。
調査につかったのは「Speed Test」というサイトです。

【2.4GHz(b/g互換)の.11n】
使用後bg互換


【5GHz(a互換)の.11n】
使用後a


これはTime CapsuleのみをセットアップしたときのデータなのでApple to Appleの比較ですが懸念していた速度の違いは見られませんでした。
というわけで、他にgのマシン(MacBook)、bのマシン(PowerBook12インチ)もあることなので2.4GHz(b/g互換)の.11nでいくことにしました。

無線のこの実効スピードは、実際かなり速さを体感できます。1エピソードあたり27MB程度のPodcastを3エピソード同時に並行して40秒程度で一斉にダウンロードしてしまうくらいのスピードです。イメージしてもらえるかどうかわかりませんが(苦笑)

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うれしかったのが、これまでAirMac Expressで繋いでいたMacBookでの.11gですが、これまでは一桁、よくいって10Mbps程度だったのですが、Time Capsuleにして20Mbps程度まで急上昇しました。
同様に、.11bのPowerBook12インチも4-5Mbpsから8Mbps程度にあがりました。
こちらはタナボタ的ですが、嬉しかったですね。

Time Capsule(というかAirMac Extremeもそうでしょうけど)とAirMac Expressの間では少なからず性能差があるのでしょうか。

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もう一つの肝心のこれ↓

Time Machine

については、全体で90GB程度の容量だったのですが、最初のバックアップは、一晩とまでは言わないまでも結構時間がかかり、結局7時間程度で終わりました。

というか、終わった事自身に気づきませんでした。
今現在、4回ほどバックアップを終えているようなのですが、その瞬間瞬間はMacを使っていましたが、全く気がつきませんでした。

それぐらい「気づかないうちに」やっている、というのがこの機能の最高のおもてなしですね。
バックアップという作業はパソコン使いには本当にイヤな作業ですが、それを知らない間に勝手にやってくれているというのは、本当にユーザーのことを考えているすばらしいことだと思います。

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Time Machineに入る

その過去のバックアップを見る例の「宇宙空間」の画面もみました。
操作メニューに「Time Machineに入る」と書いてあるのですが、この「入る」という表現自体おもしろいですが、正しくは「(宇宙に)飛び立つ」という感じです。

バックアップという作業自体は「裏で分からないように」ひっそりやる。
そのかわり、その画面に入ると、思いっきりド派手な画面が現れる。「バックアップされたものにアクセスする」ということは本来は「出来たら避けたいこと」なのに、その画面にこの演出!!

これを「リソースの無駄」とみるか「とことん遊び心にこだわる(もちろんわかりやすさも兼ね備えた上で)」とみるか意見は分かれるところですが、もちろん私は後者です。

「バックアップされたものを見て楽しむ」という、今まではあり得なかった「エンターテイメント」かもしれません(笑)


バックアップの粒度は、説明によると、

TM文言

ハードディスクの使い方もリーズナブルによく考えられていますね。賢い。

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長文になりましたが、高速無線・手間のかからない安心感の両方を手に入れたわけですが、これがこの価格なら安いと思います。

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コメント

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どうもです!
TimeMachineは本当に便利さを実感しています。
普段は当たり前のようにバックアップをとっていますが、設定を間違えて買い換えてしまった時など書き換える前のファイルが必要になった時に活躍しています。

Time Capsuleはどうだろう?なんて思っていましたが、初回時のバックアップの時間さえクリアすればネットワーク越しのバックアップはスマートで良いかもしれませんね。

特にモノさんのような生粋のノートユーザーさんには特に恩恵は大きいと思います。
ただ、僕も期待していた「a/g」と「n」の実効速度に大きな違いが無かった事は残念です。

僕も少し「買おうかな」なんて思っていたので...
でも「500GB」は凄いですね!
ん~でも悩む...(汗)

Retroさん>
>ただ、僕も期待していた「a/g」と「n」の実効速度に大きな違いが無かった事は残念です。
「g」と「n」には結構差がありましたよ~。gでは20Mbps程度、nでは写真の通り36Mbps程度です。5倍とかとは行きませんが、2倍近いこの差は体感上結構大きいと思いました。

自然なTime Machine機能でのバックアップは、バックアッパーのretroさんには必携の一品ではないかと(笑)

Porecaroといい

レビューがいっぱいな週末をお過ごしの様で(笑)。
ところで少々お伺いしたいのですがTime Capsuleには
AirMac Extreme 802.11n Enabler for Macは付属しておりましたでしょうか??

これは802.11n対応AirMac Extremeが登場する前に
802.11nに密かに対応していた機種を802.11n対応にする為の
パッチなのですがTime Capsuleには付属していないと
先日Apple Storeの方が言っていたものですから
ホンマかいな!?と思いまして...
ご教授頂けましたら幸いなのです(汗&笑)。

すみません。
見過ごしていました...

8Mのアップは体感的に違いますね。
「Time Capsuleにして20Mbps程度まで急上昇しました。」という言葉に心動かされています...

+.kだいひょうさん>
微妙なころのマシンをお持ちなんですね(笑)

AppleのTime Capsuleの仕様にも、

付属ソフトウェア/アクセサリ

AirMacユーティリティ
AirMacディスクユーティリティ
802.11n Enabler(Mac用)5
Bonjour for Windows
電源コード
製品マニュアル(印刷版・電子版)

とありますので最低限の担保はとれますし、

インストールディスクにも、インストーラーの「大切な情報」にも言及されていますから間違いないと思います。
別途買うと250円なんですね。.11nの世界はいいです。目には見えないですが(笑)

  • Double KO
  • URL
良いなぁ

毎度です!

良いなぁ,良いなぁ,良いなぁ...と100回ぐらい言っても足りないぐらいです.(爆)
これだけいろいろ届いたら嬉しいですよねぇ.

うちにはgしかないんですが,g→nでそんなにまで変わるんだったらTime Capsuleだけでも買ってみるのも良いかもしれないと思い始めました.
さすがにノートはどれも許してもらえそうにないけど,Time Machine用にHDDを買ったら無線もついてきた,ってな感じでお買い得ですもんね.

Double KOさん>

>Time Machine用にHDDを買ったら無線もついてきた,ってな感じでお買い得

この感覚でいいと思います。特にNoteユーザにとってはこれは最高の機能だと思います。
これまでバックアップの度ごとにバックアップ用のHDDを取り出して接続して、、、ということをやっていたと思うと、この操作性は雲泥の差をもたらします。

外付けでも500GBというと一声2万円はしますし、それから考えるとお安い買い物だと思います。また最高なのはAppe謹製なのでデザインと操作性は秀逸です。

  • k
  • URL
早く使いたい

Time Capsule、調子良さそうですね。
gでの速度向上があるのが意外でした。私の環境もgとnの混在になるので、これは期待できそうな情報です。
あと、バックアップ中に動きがカクカクしないんですね。これは嬉しいです。

参考になりました。ありがとうございます。

kさん>
私はAirMac Expressを親機として使っていたのですが、Time CapsuleというかAirMac Extremeはもともとb/g含め、トータル性能は上だったのかもしれませんね。

バックアップは本当に「人知れず」やっている感じです。「今バックアップしているなあ」ということには一切気付きません。これは驚きです!

  • IIcx
  • URL

×店頭
◯点灯

....
いいですね、まだ僕はレパードじゃないのでそれどころではないですが、うらやましいです。

IIcxさん(また懐かしい名前ですね)>

じっくり読んで頂き恐縮です(苦笑) 修正しました。
Leopardはかなり「気の利いた」機能が満載だと思います。Tigerと比べても重くはないですし、いいOSだと思います。

  • jell-jell
  • URL
gマシンでの接続速度

こんにちは。よくブログ拝見させてもらっていましたが、コメントは初めましてです(多分・・・)

私のMacもgなのですが、ExpressよりTime Capsuleで繋いだ方が速いとの記事を見て、ちょっと期待していました。ところがわたしの家では逆に遅くなってしまったのです。なんでかなぁ、と思っていろいろ考えていたのですが、私の場合は無線モードが【gのみ(Express)】から【nのb/g互換(TimeCapsule)】への移行だったのに対して、上記は【b/g互換】から【nのb/g互換】への移行だったんですよね(?)

結局【gのみ(Express)】とした場合がウチのMacでは一番速い結果でした。いづれにしてもnの動くマシンが早く欲しいです^^;

jell-jellさん>
はじめまして。確かにおっしゃるとおり、私はTime Capsuleが来るまでは「g→g」で、来た後の初代MacBookは「nのb/g互換→g」で速度が大きくアップしました。必ずしもExpressよりTime Capsule(の無線部分)が性能が上、という訳ではないんですね。。。
期待を持たせて申し訳ないです。

でもバックアップ機能は重要だと思いますよ!
nのマシンへの期待高まりますね。これは間違いなく速いですから!

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