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VMWARE FUSION


MacBook Proと同時購入でキャンペーン価格、ということで購入したVMware Fusionですが、MacBook Pro本体よりずっと早く(苦笑)、配達されてきました。ドタバタしていたので現在使用のMacBookにインストールするのが遅くなりましたが、使ってみましたので簡単なレポを。

もともとの使用環境は、

■MacBook初代(1.83GHz Core Duo、メモリ2GB)
■Parallels(v2.5、なのでv3.0とは感覚が違うかもしれません)にXP Homeを仮想マシンとして
■Boot CampにVista Home Premiumを仮想マシンとして

です。
1台の「か弱きMacBook」に3つもOSをつっこんでいることになります(笑)

以前「気になるVMware Fusion」という記事を書いたときにも引用したCNETの記事(ちょっと古め)の処理能力グラフを拝借しますが、

処理能力グラフ

注:Apple QuickTime 7.2とApple iTunes 7.3.2.6を同時稼動 短い方がより速い


このグラフの感覚に偽りなしでしたね。Parallelsで動かしていた「それなりの仮想感のあった」XP Homeは、Fusionではもはや「仮想」とは思えない処理スピードです。

最大の違いを感じたのがグラフィックの処理。Webページなどをスクロールさせると、Parallelsの場合は画面の左半分と右半分が若干ずれてスクロールされていましたが、Fusionではそのような遅延は一切ありません。
また、ParallelsではWindowsの起動時のメロディとかがぶつ切れになってしまっていましたがFusionではそんなこともありません。音もスムースに再生されます。

さらには、Parallelsの時はしょうがないとあきらめていたのですが、Parallelsで仮想マシンを起動しているとMacの他のソフトも動きが鈍くなっていました。なのであきらめて仮想マシンを使うときはMac系の他のアプリはできるだけ使わないようにしていたのですが、Fusionではそのようなことをほとんど感じません。
Spacesとうまく併用することで、仮想マシンはMac系ソフトとは違う操作スペースで起動させっぱなしにしているのですが、Mac系ソフトが影響を受けている感じはほとんどありません。

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次に、Boot Camp環境との併用です。
FusionはBoot CampにインストールしたOSをも仮想マシンとして使うことが出来ます。またBoot Campででもネイティブに使えます。

FusionでBoot Campマシンを使う

この「どちらででも使える」というのは大きいです。
残念ながら私のMacBookでは、Boot CampにインストールしているVista Home Premiumを仮想マシンとして使うと、マシンの非力さゆえVistaをサクサク走らせるというわけにはいきませんでした(それでもParallelsでよりはずっとマシで「全然使えない」とほどではありませんでした)が、これはいずれやってくるMacBook Proで再度試してみようと思います。

■■■

という訳でParallelsとはそれなりの長いつきあいでしたが、今回晴れてアンインストールしました(私は新しくXP Homeを仮想マシンとして再度クリーンインストールしたので使いませんでしたが、Parallelsで作った仮想マシンをFusion用にドラッグアンドドロップで変換してくれるVMware Importer (Beta版) もちゃんと用意されています)。

あえて難点を言うと、仮想マシンを「フルスクリーン」表示しているときに、Windowを閉じるためのXボタンをクリックしようとカーソルを右上に当てると、時々行き過ぎてカーソルが右上隅まで行ってしまい、私の場合そこに「画面のコーナーへの機能割り当て」でSpacesを当てているので、閉じるつもりがSpacesの起動になってしまうことぐらいですかね。
まあ、割り当てを変えれば済む話なのですが(苦笑)

■■■

最後に新製品情報ですが、このFusionの日本での発売元のAct2では、新たに「Macでデュアルブートシリーズ」なる商品を発売するようです。

Macでデュアルブートシリーズ


これは、
■Fusion+DSP版(OEM版)Windows OS+増設メモリ(Macでデュアルブートシリーズ A)
■DSP版(OEM版)Windows OS+増設メモリ(Macでデュアルブートシリーズ B)
の2種類でOSの種類やメモリの容量などで多様の組み合わせが用意してあります。

私はOSもFusionも単体で買ってしまったのでもはや縁のない商品ですが、これからフルセット、と考えられている方には、お安くつく場合もあるか、と思います。

ただ、今回の新製品発表で、最廉価モデルのMacBookを除いてノートはデフォルトでメモリが2GBになりましたから、この「Macでデュアルブートシリーズ」で用意されているメモリのバリエーションではちょっと商品価値が弱いかな、という感じもします。従来のモデルを使っている人でメモリがまだ1GB、という方にはいいかもしれません。
抱き合わせ販売の考え方自体はすばらしいのですが、一応MacBook、MacBook Proの新製品の動向もみたバリエーション(2GBx2枚=4GBのメモリの組み合わせ)が豊富にあればよかったかな、と思います。
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コメント

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はじめまして。
Fusionは抱き合わせ感が強いと感じたんでしょうか、セット販売をパッケージにするなんて意外に面白いやりかたですね。
うちもFusion使っていますが、便利ですよね。

EDIさん>

Fusionはいいですねえ。大満足です。
商売の仕方も巧みというか、ここに来て一気呵成になってきましたね。商魂たくましいと思います。

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