
予約以来2ヶ月以上待って、ハイレゾウォークマン NW-ZX1がやっと到着しました。
週末もずっと使っていたのですが、いい音に本当に感動しています。
NW-ZX1の到着までの間、それまでiPod TouchやiPhoneで聴いていたAAC圧縮音源から、iPod ClassicでApple Lossless(ALAC)の音楽を聴くようにして耳を少しずつ慣らしていたのですが、NW-ZX1の音を聴いて全くの段違いぶりに驚いています。
ハイレゾ音源に帯する私の印象は、
1.各楽器の分解能が高く、ノイズや濁りもないので、空間に音が広がり、広い「音場」を感じることができる
2.高域だけでなく、低域から高域まで通して音に艶が増し、生々しさが伝わってくる
そんな印象です。
言葉にするのはなかなか難しいのですが、一度聴くともう離れることができない、すごい「魔力」を持っていると思います。
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このNW-ZX1は、ハイレゾ音源についてはそういうハイレゾならではの音を再生してくれるのはもちろんですが、DSEE HXという機能のおかげで、ハイレゾに満たない音源(AAC圧縮音源やCD音源など)でもハイレゾレベルの音にしてくれます。
ハイレゾの音源はいくつかの配信サイトで売ってはいますが、1アルバム3000円くらいしますので、そんなにいきなり買い足すことはできません。なので、このDSEE HXという機能には購入前からかなり期待していました。
ソニービルで展示品を試聴したときはまだこの機能は実装されていなかったので、今回商品が到着して初体験でした。
結果からいうと「ずっとDSEE HXをオンにしておきたい」というものでした。AAC音源では正直厳しいものがありますが、CD音源(ALACでロスレス圧縮)ならば、本気でロスレス音源に近づく変化を楽しむことができます。
私は本来は「素材重視派」で、CD音源からハイレゾサウンドを作るというこういう「加工」には懐疑的なのですが、今回ばかりは完全に一本とられました。
CDコレクションを沢山読み込ませていろいろ聴いて感動していたのですが、その中でふと、松任谷由実の「守ってあげたい」のところで固まってしまいました。
私は学生時代バンドをやっていて、特に人材不足のドラマーだったので、いろいろなバンドでドラムを叩かせてもらってました。
このユーミンの曲もどこかで演ったんでしょうね。自分で叩くとなるとその曲は100回以上は聞き込み、時には楽譜に起こしたりもします。そういう関係で、曲のディテールに至るまで体に染み渡っているわけです。
今はCDで持っている松任谷由美の「守ってあげたい」をDSEE HXオンで聴いたとき、CDでは感じなかった「あの時聴いてた、なにか」が戻ってきたのです。私が当時聞き込んできたのはアナログレコードでした。その差分の「なにか」だと思います。
その「なにか」の中には当時の日々の思い出までが含まれていたようで、それらがどんどんこみあげてきて、ちょっとジワッとくるものがありました。
DSEE HXは、そういう機能です。
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1度では全くこの商品のことは書ききれません。また書きます。
しばらく感動は続くと思いますので。
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