- 2013-12-04 Wed
- 雑感その他

「スマホ仮免」卒業へ KDDI、シニア向け破格ツアー
ジャーナリスト 石川 温 <日経新聞(有料会員限定記事)>
シニアの方でもスマホが使えるように、ハード的には「らくらくスマートフォン」のような商品の導入という方法がありますが、このKDDIの取り組みはソフト的なアプローチです。
有料での電話サポートのようなサービスもありますが、それだけにとどまらず、格安のツアーを企画し観光地などの実地で実際に写真を撮ったり、それをLINEで送ったりする方法を学ぶ、ということが行われているそうです。
3−4人の参加者に対して常時一人のスタッフがつくそうで、すぐにいろいろ質問ができるそうです。そして、この秋からは会員向けにバスツアーを開催。バスに乗って観光地を巡りながら、一緒にスマホの使い方をマスターするユニークな企画だ。9月に東京で実施した第1弾に続き、第2弾は紅葉の美しい京都で企画。3150円で世界遺産である醍醐寺の拝観料や昼食の会席料理、宇治茶の休憩、さらにはお土産代まで含まれる、お得なツアー内容だ。
こういう方々に対しては、このような方法で学習すると覚えも早いでしょうし、一度「オレンジの服の人」に丁寧にされるとロイヤリティーが非常に高まって、キャリアとしても長いつきあいができるので、ビジネス的にも貢献するでしょうね。
遠い記憶ですが、私も学生の時にクルマの免許を取得した際、教習所の中よりも仮免とって外に出てからの方がテンションもあがって学びも大きかったように思います。
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同じ記事の中には、このようなことも書かれていました。
痛いところを突いてマス、、(苦笑) 私も自覚しています。シニアの方のスマホの普及率が高くない要因のひとつにはこれもあるでしょう。70代の関西在住の女性は「スマホは前からほしいと思って子どもにも相談したが『必要ない』と拒まれていた。どうやら、使い方をいちいち聞かれるのが面倒だと思い、持たせたがらなかったようだ。
先日も記事にしましたが、故郷にいるスマホ体験ゼロの高齢の親父にお古のiPadを渡しました。事前にかなり周到な「手作りの説明書」を書きまして、確かに面倒ではありましたし、渡しても余計混乱するだけかも、という私の方の心のブレーキもありました。
それでも、思っていた以上に操作が出来、毎日のように遊んでくれているようなので渡してよかったと思います。
上のようなサービスがもっと拡大したら、次はiPhoneにもいけるかな、と思います。
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そのiPadを思った以上に使いこなしてくれて驚いていたのですが、先日、「SDカードリーダーで取り込んだ写真で、いらないのを削除したいんだけど方法がわからない」と聞かれました。
ガラケーメールで何度かやりとりし最終的には解決したのですが、意外にも最後まで話が通じなかったのがこのアイコンでした。
私は「ゴミ箱の絵が描いてあるボタン」とずっと説明していたのですが、親父はこれを「タル(樽)の画」と思い込んでいたようです。ああ、言われてみればこのゴミ箱はアメリカンな感じですので、親父は見たことなかったかもしれないな、という新鮮な発見でした。
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Comments: 2
- iRumors URL 2013-12-04 Wed
樽ですか(笑)
でも、確かに「我々は当たり前と思いすぎている」ことが、
ある人にとっては「全然常識じゃない」ときってありますよねー。
私も妻の両親と結構この手の会話が繰り広げられます(笑)
PCやスマホとそれ以外って境界線なしに、
知らない人にも直感的にわかりやすいデザインが、
統一されていくといーんですけどねー。- dbacks51 URL 2013-12-04 Wed
シンボルというか概念モデルというか、ある形をどういうものの代表として理解しているかには「時代性」もある気がします。万人が世代も超えて統一して理解しているシンボルっていうのがあれば最高なんですが。。
メールが封筒の形でシンボル化されていますが、あれはいい例なんでしょうねー。
> 樽ですか(笑)
>
> でも、確かに「我々は当たり前と思いすぎている」ことが、
> ある人にとっては「全然常識じゃない」ときってありますよねー。
> 私も妻の両親と結構この手の会話が繰り広げられます(笑)
>
> PCやスマホとそれ以外って境界線なしに、
> 知らない人にも直感的にわかりやすいデザインが、
> 統一されていくといーんですけどねー。
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