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最近はなかなか行けてないのですが、代官山の蔦屋書店でスタバのコーヒーを飲みながらCDを漁る時間は、何とも言えず貴重な時間を与えてくれます。
レンタル品はガラス窓脇での試聴も可能で、気に入ったものだけレンタルができます。また他店では100円の手数料がかかる「ポストで返却」の代金もここでは無料。1週間以内に家のそばから簡単に返却ができます。

クラシックにはまったものの、基本的に友人の紹介などからしか名盤に行き当たることもなく、それはそれで重要な情報源ながら、たまには「つたないながらも自分の感性で気に入るアーティストを探ろう」という思いになったときにはここに行きます。

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新しいアーティストの発掘なので基本的には知らない人を中心に見ます。なのでジャケットで初めて顔を見る、という人がほとんどになるわけですが、そんななか、私の手が止まったのがこの写真のCDでした。



とっさに出てきたイメージがこちら。

Jobs

いやMacファンなら自然とこういう発想に行きません?(^_^)
(この写真、左右反転かも?)

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Radu Lupu(ラドゥ・ルプー)というルーマニア出身のピアニストさんです。1945年生まれなので、今年で68歳になられます。
「千人に一人のリリシスト」と呼ばれているそうですが、リリシスト=詩人、吟遊詩人、、なんか個人的には意味がハラにおちていません。
まあそんな周りの評価を気にせず、ただ出てくる音にだけ没頭してみました。

一音一音の打鍵は非常に正確です。かつフォルテッシモからピアニッシモまでの強弱もしっかりしている。なのに演奏はまるで流れるような流ちょうさがあり、一音一音ではなくメロディーの流れで気持ちを押し流してしまうような、そんな感じがします。

私は上の写真のCD(ベートーベンのピアノ協奏曲全集)の第5番「皇帝」の出だしの音を聞いただけで虜になってしまいました。

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ということで、半年以上はヘビーローテーションで聴いていたのですが、そんな中、来日のニュースが入ってきました!

ルプー
KAJIMOTOのサイトより。この鎌倉芸術館を皮切りに、大阪いずみホール、東京オペラシティと続きます)

私はオーケストラのコンサートには何度か行っているのですが、ピアノだけのリサイタルはこれが初めてになります。


きっかけは「ジョブズに似てたから」かもしれませんが、今ではすっかり彼のピアノのファンです。
イヤホン越しではない、彼の生の演奏が聴けると思うと本当にワクワクしてます。

いつも新しいイヤホンばかり買い漁ってないで、時にはちゃんとした生演奏を聴いて、耳と心を補正しないといけませんよね。

楽しみです。
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