
(画像はCNETより拝借)
iOS 7がまもなくやってきます。楽しみです。私が一番お気に入りなのは「Newsstandがフォルダにしまえる」ということです(毒、(苦笑))
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さて、上の写真にある新機能はアプリのオートアップデートです。Androidではすでにある機能ですが、iOSでは初搭載です。
ユーザーとしては時間や手間が節約できて確かに便利だと思うのですが、アプリの開発者さんたちはどういう気持ちなのでしょうか?(私は開発者ではないので、全くわかりません)
なんというか、マニュアルのアップデートによって、そのアプリを使っているユーザーの人とのコミュニケーションの効果もあるのではないかと思うのです。
「軽微なバグの解消」程度なら別にいいのですが、例えば新機能を加えたときなどは「頑張って作り替えたので見てください」みたいなメッセージを伝えたい気持ちがあるのではないかな、と。もしそうならばちゃんと受け取ってあげないといけませんよね。
さらには、インストールしたもののしばらく使ってなくて忘れてしまっていたアプリを、それを機にもう一度使ってみようという気になることもあるかもしれません。
iOS6からだと思うのですが、「アップデート」のボタンは、アップデート後にすぐに「開く」のボタンに変わるようになりました。このUIはそれを狙った部分もあったのではないかと私は思っています。
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ごく一部のアプリを除き、基本的にApp Storeのアプリアップデートは無料です。そういうカルチャーですよね。
カルチャーだからユーザーはそれに慣れっこになっているのですが、実際開発者の方は大変な労力を払われていると思います。
その苦労を伝える場がオートアップデートによってひとつ失われてしまうのではないかと思うのです。もし仮にそれでモチベーションが下がりアップデートの頻度が下がるとかになると非常に残念です。
というわけで、この機能は非常に便利ですが、私は多分OFFでいくと思います。
考えすぎ、もしくは、全く的外れかもしれません。
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(画像クリックで拡大)
私にこういう思いを抱かせる強烈なきっかけになったのが、このアップデートでした。せっかく作られたアプリの機能がまるごとiOS 7の標準機能になってしまったReadeemというアプリのアップデート画面です(現在はもっとバージョンが進んでいます)。
この例は、アップデート文であるべきものがすっかり「コミュニケーション」になっている希有な例ですが、それにしても開発者さんの気持ちが伝わってきました(同時に、開発者さんに替わってアップされた奥さんもすごいと思いました)。
やはり「アップデート画面」は単なる事務的な通知画面ではなく、開発者さんとユーザーの接点の場だと私は思います。
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コメント
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どもです。
自分もアプリは使う側の者ですが、コミュニケーションの場が損なわれてしまう気がします。
オートアップデートだったら、リリースノートは、わざわざ見ない気がします^_^;。
Androidは、だから好きじゃ無いですw
それに、アップデートは様子見したい際とか、アップデートは止める際など支障が有りますね。 iOSのSoundtracking.app は、未だに v2.3.0 を使い続けています^_^;
コメントありがとうございます。リリースノートはちゃんと目を通してあげたいですよね。
私はしませんが、「お気に入りのバージョン」というのもあったりして、保持したい時もありますよね。