
(画像はHMVより拝借)

◆仙台の工場で製造 マルタ・アルゲリッチ 東日本復興支援チャリティCD緊急発売! シューマン&ショパン:ピアノ協奏曲 ーKAJIMOTO
昨年、シューマンとショパンの生誕200年を記念した彼女のコンサートが、東京・すみだトリフォニーホールで行なわれました。この二晩のコンサートは、高品位録音で記録され、これを収めたCDが、今年70歳を迎えるアルゲリッチの誕生日(6月5日)を祝う目的で準備されておりました。
しかし、3月11日に発生した東日本大震災に心を痛めたアルゲリッチと指揮者アルミンク、および新日本フィルハーモニー交響楽団は、この録音の一部を復興支援のためのチャリティCDとして発売することを決定いたしました。
このCDは、震災で被災したのち早期に復旧を果たした(株)オプトロムの工場(仙台市青葉区)でプレスされています。公演のためかつて訪れた仙台でこのCDが製造されることに、アルゲリッチ本人は東日本復興の兆しを感じております。
【マルタ・アルゲリッチからのメッセージ】
地震の犠牲となられた方々のため、私にできることはなんでもいたします。
シューマンとショパンのライヴ録音もそのために役立ててください。
私は日本の状況をとても憂い、とても気にかけています。
ニュースをずっと見ていますが、日本の皆様の計り知れない痛みと、
それに耐える勇気を感じ、皆様への深い愛と尊敬の念を抱かずにはいられません。一刻も早く日本を訪れることを願っています。
言葉ではとても表現しつくせなくてごめんなさい。
マルタ・アルゲリッチ
※参加したアーティスト全員が録音印税を放棄し、収益を楽器や楽譜を失った被災者の復興支援のために寄付します
もともとは「シューマンとショパンの生誕200年を記念」「アルゲリッチの初来日から40周年」「(CDを発売する今年2011年は)アルゲリッチの古希のお祝いの年」などのいろいろな記念を目的として、全世界向けにCDを発売すべく高品位のライブ録音がされたものだそうです。
録音されたのは昨年の11月末と12月頭で、もちろんその時は今回の大震災の起こるまえのことです。
、、、聞いてみて。
私はクラシックの上級者ではないので表現する語彙に制限がありますが、ひとことで言うと迫力満点、いやそれ以上になにか「鬼気迫るもの」に突き動かされたような感じでした。とにかく目をじっとつぶって聞いていられない、CDを再生しているのに関わらず思わず目をひんむいて目の前でピアノを弾いているアルゲリッチの姿を探してしまうような衝動にかられる、そんな演奏でした。
CDに収録されているシューマンのピアノ協奏曲とショパンのピアノ協奏曲1番は私はどちらの曲も大好きで、アルゲリッチの過去の演奏のものも含め何人かの演奏のCDを持っており結構ヘビロテで聴いていました。
なのでこのCDについては、正直、「震災復興支援の一助に私も参加出来れば」という思いだけで予約をしていました。
ただ、前述のように聴いてみてとても驚いてしまい、あらためてこんな素晴らしい演奏を大震災の復興支援のために提供してくれたアルゲリッチの日本に対する熱い思いを感じた次第でした。(もちろんアルゲリッチだけでなく、指揮者、楽団員の皆様にも)
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このCDはもともと6月5日の彼女の誕生日にあわせての発売が予定されていたものを、前倒しで今日発売になりました。しかも仙台の工場での製造ということで素晴らしいと思います。
その関係か、このCDは、普通のCDにされている「キャラメル包装」(CDケースにぴったり張り付いたビニールの包装)はされていなくてケースが直接ビニール袋に入っていました。本来これで十分なんですよね。これまでのが過剰包装なんだと思います。
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このCDは販売店舗などが限られているようです(→KAJIMOTOの案内)
私の常用のAmazon
、、この記事を書いている最中もずっとこのCDを再生していますが、やはり血が熱くなります。
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