
昨日の基調講演を、夜にPodcastでじっくりとみました。
One More Thingはなかったですけれど、私にとっては、一番最初からJobsが「いつも通り」登壇してきたことが、One More Thing以上の驚きであり、喜びでもありました。
さらに少し痩せているようにも見えましたが(ベルトの穴の一番奥にバックルを通し、余ったベルトは折ってたたんでいたのかな)、それでもプレゼンの声とジェスチャーの迫力はいつも通りでしたね。
最初の方だけ登壇して、あとは引っ込んでしまうのかとも思ったのですが、ついに最後の最後に「Thank You」をいうまで結局ずっと壇上にいましたね。
いつも見ている基調講演は、新商品の魅力で心が動かされるのが普通でしたが、今回はそれだけではなく、Jobsの「元気そうにしている」姿をずっと見られた、ということになんか別に込み上げてくるものがありました。。(泣)
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速く、薄く、軽く。そういうハードウェアの進化だけで終わらせず、iMovieやGaragebandという超弩級のアプリもちゃんと持ってくるところ。iPhone 4の時もそうでしたが(iMovie for iPhone)こういう「ハードとソフトの垂直統合」の強みをさんざん見せつける演出は、もうすでに堂に入ったものでした。
(しかし、Jobsも言っていましたが、こういう超弩級のアプリをそれぞれ$5で提供するなんて、ホントサードパーティーには高い、高いハードルになることでしょう、。)
私は以前から注目していたのですが、Scott Forstall(SVP iOS Software)のプレゼンはなかなかいいと思います。
目をじっとステージに向けてしっかりと話す話しぶり、Jobs譲りの間の取り方のうまさ、そして今回はデモも自身で行っていましたが、時々ジョークをかませながら楽しそうにしかも確実にやっている様。
会社の中での上下関係とかは知りませんが、プレゼンだけなら、かなりJobsの後継にもなれるのではないかと思っています。
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商品で私が一番印象を受けたのは、Smart Coverでした。”たかが”アクセサリーですが、Appleはそのためだけのビデオもつくっていましたよね。それだけこれは「ナイスアイデア」だったと内部でも思っていたんでしょう。私もこれには感動しました。
アプリに関しては上述の通り、超弩級のアプリでサードパーティーには高いハードルが設定されましたが、ケース周りのサードパーティーにも、このSmart Coverで高いハードルが設定されたことになると思います。
このエコシステムに参加している全員のさらなる奮起が期待されるところだと思います。
「2011年はiPad 2の年である」この自信は本物のようですね。
次のイベントがいつあるか私は情報はないですが、Jobsはもっとしっかり静養して(でもディシジョンには口をしっかり出して(笑))次に会えるときにはもっと元気になっていて欲しいと切に願います。
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