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アップルvs.グーグル (ソフトバンク新書)

読了しました。

書かれている通り、今やデジタルのセカイでは大きくこの2社の動向を抑えておけば、大枠をつかむことが出来るといっても過言ではないと思います。(マイクロソフトは最近あまり目にしないかも)

この二人の著書としては2年前のアップルとグーグル 日本に迫るネット革命の覇者というものもあります。定期的に定点観測をされているそうです。そういうのは大事かも知れませんね。そういうことなら、今回の本のタイトルは「アップルvs.グーグル 2010」でも良かったかも知れません。(ツイッターでのこの本に関するハッシュタグは、ちゃんと#avg2010となっています(^_^))

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タイトルは「VS.」となっていますが、著者のお二人の主張は、この2社は敵対しあっているようにもみえて実は仲がよい(=同じベクトルを向いている)のかも知れないということですが、全く同意です。

現在のところ、Googleは「オープンなインターネットの世界」を相手にしており、クローズドなものを出来るだけオープンなところにひきずりだそうとしています。一方Appleは自らが作った”Walled Garden”のエコシステムの繁栄を確固たるものにしようと頑張っています。ここが基本的に異なるところです。

しかし、



この有名な写真の通り、ウラではつるんでいるのかも知れません。

Google単独では絶対にFTCに認可されなかったであろうアドモブの買収も、Appleがクアトロを買収するということで認めてもらったようなものですし、iPhoneがこんなに爆発的に勢力を伸ばしてエコシステムを囲いこんでも、Androidがあればかなりのところまで突っ張ることが出来るかもしれません(そのへんのさじ加減はJobsは絶妙かもしれません)

結局、世の中を進めていくうえで、この2社は、敵対しつつも、いろいろな意味でお互いを必要としあってるいい関係なのだなあ、と思います。



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