現時点では、iPad=「次世代のメディア」と捉えるのが、私個人的にはいちばんしっくりきました。
iPadというタブレット型メディアと、アプリになる広告 Tech Wave
Apple自体がiPadをネットブックの対抗機種と位置づけ、仕事のツールであるiWorkというアプリケーションを搭載してきているのだけれど、恐らくiPadをタブレット型PCととらえるべきではないのだろう。されに言えばコンピューターとメディアの中間のデバイスとしてもとらえるべきではない。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などのメディアの次のカタチとしてとらえるべきなのだと思う。タブレット型PCではなく、タブレット型メディアなのだと思う。
今日我々はいろいろな端末を通していろいろな情報に触れることが出来るようになっていますが、iPadもそのひとつだと思います。その中でも大きなメッセージは、今回、iBook Storeの開設により、「テレビ、ラジオ、雑誌、新聞」の4マスの後ろ2つも取り込む準備ができたことで、真の意味で「メディア」に成り得たのではないか、ということです(加えて書籍ですね)。
「この前テレビでみたんだけどさあ、、、」とか「今朝の新聞に出てたけど、、」みたいな言い方が現在日常的にされているわけですが、上の概念的に言えば、こういうのもそのうち無くなると言うことでしょう。もう誰も「なにで見たか」は前置きとして言わなくなり、いきなり話題の本題に入れるという、情報伝播の正しいあり方になっていくような気がします。
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上では「情報をとるほう」の理解として「メディア」ということを書きましたが、では「情報を出す方」としてはどう考えるか。
The iPad - watch more funny videos
Macin'Blogさんで紹介されていたこのビデオ、最初はおもしろいパロディだと思って笑ってみていたのですが、徐々に「実はこれはマジだ」と思うようになりました。
実際「紙」というものは非常に便利なものです。白い紙の上にはいろいろなことを書いていろいろなことをすることができます。
このiPadはある意味「次世代の紙」という側面も持っているのではないかと思いました。
メモやカレンダーアプリだけにとどまらず、iWork Appまで出してきた、というところでその意志を強く感じました。
「紙に勝つ=紙を使わなくてもすべての生産活動ができるようにする」というのはそうとう大風呂敷のような気もするのですが、iPadはそれくらいのアンビションはあるのではないでしょうか。
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