
今日付の2つのニュースに驚きました。どちらもまだ公式なものではないようですが。
Google、独自の『Android』スマートフォン発売か?
Google が、独自ブランドの『Android』搭載スマートフォンを発売する計画を持っているようだ。直接状況を知るアナリストによれば、年内にも発売と見られるこのスマートフォンは、ロックがかかっておらず、通信事業者との提携方式ではなく直接小売店を通じて販売されるとのことで、これは業界の標準ビジネスモデルを大きく覆すことになりかねない動きだという。
iPhoneによって、携帯ビジネスはこれまでの「キャリア主導」から「メーカー主導」へといううねりがおきました。しかし、さすがのiPhoneでも「キャリア縛り」というビジネスモデルまでは変えることはありませんでした。日本のiPhoneユーザーでソフトバンクに不満のある人も少なくないでしょうし、それ以上にアメリカではAT&Tへの不満は大きいようです。
今回のこのニュースは、現状破壊というイノベーションで進化するGoogleらしい、ものすごい話だと思いました。
キャリアがどう対応していくのかも見物ですが、Appleはこれをどう見つめているのでしょうか。
>「ある米国の調査機関によると、(米国での独占販売権を取得した)通信キャリアのAT&Tは、199ドルのiPhoneを売るために、一台当たり325ドルの販売奨励金を負担している」(→こちらの記事)
Googleはこの独自端末をどういうふうに販売するかは不明ですが、完全に端末の販売と回線契約の分離を行うとすると、iPhoneで実現した「販売奨励金モデル」はまた「分離モデル」になる、ということを意味します。そうなると、$99とか$199のiPhoneは成立しなくなります。
この辺はAppleだけでなく関係している会社はたくさんありますから、かなりの大騒ぎになりそうですね。
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Googleが音楽サービスGoogle Audioを早ければ数日以内に立ち上げるようだ
Googleがもうすぐ音楽サービスを立ち上げる、複数の情報筋がそう言っているし、同社は最近の数週間を費やして大手レコード会社からのコンテンツの確保に奔走していたようだ。ある情報筋によると、サービスの名前はGoogle Audioだそうだ。
十分な詳細情報はまだ手元に集まっていないが、そのサービスはGoogle Chinaが2008年に立ち上げた音楽ダウンロードサービスとはまったく違うもののはずだ。その、中国だけのサービスは、ユーザが音楽を検索して無料でダウンロードできる。
iPhone内のiPodの例や、日本の着うたの例を引くまでもなく、携帯ビジネスモデルの中で音楽はその大きな一つのコンポーネントになります。
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上の2つのニュースはImminent、もしくは年内、という話ですから、今後要注意ですね。
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