
UPDATE 10/2
増刷決定だそうです。Twitterで教えていただきました。(@ogawakazuhiro)
仕事で使える!「Twitter」超入門 (青春新書INTELLIGENCE 250)
読了しました。
Twitterにはハマっている割に、人にうまくその良さが説明できない。多くの方がそう感じていると思います。私もそれを探すべく、この本を購入しました。
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私の心を捉えたのは2つのキーワード(お互いに密接に関係はしていますが)。
ひとつめのキーワードは”The Super-Fresh Web”。世界でもっとも速く、簡単に、情報をアップする仕組み。まあ、これは使っているとすぐにわかります。
私が今回学べたのは、その「超新鮮なWeb」の特長を最大限に活かした「リアルタイム検索」。普段は、TimeLineを追うことが中心になっており、個人的にはあまりTwitterの検索機能は使っていませんでした。
ただ本書の説明を読んでいて俄然ワクワクしてきたのが、この「リアルタイム検索」の可能性。「(キーワード検索の)Googleは古いニュースだ。」と言わしめているほど、この「今起こっていることを今検索できる」ということは、Googleと渡り合える可能性を持っていそうです。
もうひとつは「ソーシャルストリーム」というキーワード(小川さんの命名)。
P146
ストリームとは、非常に細かい粒度の情報群をリアルタイムで世界中に伝達しまくる仕組みと、その概念のことだ。このストリームによって、ウェブは静的ではなく動的な流れを持つことが、誰の目にも明らかになった。
(中略)
ブログ全盛の時代には、更新速度の遅さがストリームの流れをゆっくりとしたものにさせ、それが滞っているのか流れているのかをわからなくさせていた。それがツイッター+iPhone時代のいま、恐ろしく速い流れであることが明らかになり、かつ驚くほど多くの支流があることがわかってきた。
読んでいて、「そういえば」とハタと思ったのがRSSフィードです。今はあまりにも当たり前になっていますが、それが無かった時代と今を比較すると雲泥の差だな、と思います。
RSSリーダーにどんどん入ってくるニュースやブログの投稿のサマリーは、上の引用の表現でいうと”非常に細かい粒度の情報群”になりますが、それによりニュースやブログに接する時間差はかなりリアルタイムに近づき、Webのライフスタイルは変わったと思います。
ツイッターはそれ以上に「本当にリアルタイムに」情報に接することが可能になり、また何か”一つ突き抜けた”ソーシャルメディアだと再認識しました。
「リアルタイムに近い」と「本当のリアルタイム」は少しの差のようですが、実際は非常に大きな差だと思います。
ツイッターの内部文書で明らかになっているのが、2013年にユーザー数10億人を目指す、ということだそうです。
「10億人のユーザー数があれば、ツイッターは地球の鼓動(パルス)になれる」
これが企業の目標だそうです。
「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」
これはGoogleの有名な企業理念ですが、ツイッターのそれも勝るとも劣らないスケール感を持ったすばらしいものだと感じました。
あと、この本にはタイトルの通り、ツイッターのビジネス利用の可能性についても書かれていますが、とりあえず、消費者目線の私としてはあまり響くところはありませんでした。
あえて言うなら、今はTVCMの最後に「○○で検索!」というのが当たり前になっていますが、どの企業が最初にこういうマスメディア広告で「@○○○をFollow!」というのを出してくるか、が興味があります。
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さて、次に楽しみにしている本は下記の本(現在予約受付中)。
こちらの2人の著者の方及びマイコミの中の人のツイッターのアカウントはすべて私はFollowさせて頂いており、「1冊の本ができるまで」の舞台裏を垣間見ています。広瀬香美さんへのインタビューをTwitterでお願いして行われたり、マイコミの方が海外出張されているいしたにさんを仕事で追いかけ回したり(笑)、など、リアルタイムでその臨場感を感じさせてもらっています。(本音でいうと「本の出版はこんなに慌ただしいものなんだ」と初めて知りました)
こういうのもTwitterならではなんだなあ、と思います。

ツイッター 140文字が世界を変える
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