
(画像はApple.co.jpより拝借)
たまたまかもしれませんが、妙にMacBook AirのTV CMを目にします。
Appleの提供番組はないでしょうから、スポット枠をかなりおさえている印象を受けます。
私のイメージでは「未発売の商品」のCMをこんなに大量に打つのはAppleにしてはめずらしいと思います。
基本的に、Appleの商品はJobsの基調講演が終わるとネット系情報サイトや、われわれ好き者のブロガーが勝手に宣伝する(苦笑)ので、Apple商品にいつもアンテナを立てている人は、買う人はすぐに買うでしょうし、買わない人は買わないでしょう。
で、それが一段落ついてから、もっと認知を広げるために一般の人に向けてTV CMを打つ、というのが私のイメージでした。iPodとか。
USに比べて出荷が遅めでは?と思われている日本市場で「出荷前」から意識的にこんなにCMを打っているとしたら、その真意はなんでしょうか?
Wiiのような「飢餓感」の醸成でしょうか?
日本市場に本当にかなりの期待をしている、ということの現れでしょうか?
(まさか、発表後の微妙な空気(すべての人が諸手を挙げて喜んでいるわけではない)を察知してをあわてて打っているわけではないでしょうが、、(苦笑))
私はもちろん後者の「日本市場への期待感の表れ」だと信じています。でも信じているからとは言え、この「投下量」の多さにはやはり少々驚きます。
(Macin'Blogさん経由、「Cocoa を飲んで、ほっとして。」さんのMac の日本市場という記事をみても日本市場を「どげんかせんといかん!」なんでしょうね)
PS; 「飢餓感の醸成」というアプローチは、やり方自体個人的に大嫌いです。
確かに企業側としては、価格低下の抑制とか、「どこそこにはあった、なかった」など話題の中心に居続けられる、という効果はあるのでしょうが、ユーザーの物欲をもてあそんでいる気がしてどうも好きになれません。欲しいのに買えない状態で、持っている人に見せびらかされているときと同じ気持ちになります。
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コメント
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土曜日の日に各国のAppleのWebサイトでこのAdを見ましたが、どこも英語キーボードでしたが、日本だけはJISキーボードでした。
この辺からもある種「期待」をしているんでしょうか?
少し嬉しかったです。
Retroさん>
ども。
この商品を知っている我々だけではなく、ひろく一般の日本の人にも多く知ってもらいたい、という姿勢は「日本人マックユーザー」として素直にうれしいですね。
dbacks51さん,こんばんは.
TB並びにご紹介どうもありがとうございます.
紹介してくださった記事を書きながら,昨今のAppleの大きな発表で日本にどれだけアピールできているのかを考えてみたのですが,ハードウェアはiPhoneを除いて日本でも(公式に)触れることは出来るものの,MacBook Airほど日本市場にもターゲットを絞った製品はありませんでしたし,サービスに至っては仕方のないことですが本国先行で日本ではまだまだ待たされているものがたくさんあります.
iPodのようにコンセプトとしてハード・ソフト・サービスの絶妙の融合を打ち出すのであれば,いずれかが欠けた状態ではアピール力が低下せざるを得ないわけで,今回のMacBook Airはワイヤレスな体験を一歩進めるものであったとしても従来からある製品自体の魅力を高めるという方向性のような気がします.
いろんな業界のしがらみもあるからか,日本市場で今のAppleの強みである上記の融合を十分に発揮できない以上,やむを得ない選択肢なのかもしれません.
Appleがもどかしさを感じながらも,何とかこうやって日本市場にフォーカスしてくれているのであれば,1ユーザとして少しでもその良さを伝えたり,改善すべき点をフィードバックしていけたらと思ってみたり...
何はともあれMacBook Airがブレイクしてくれると良いですねぇ,ホント.
ここは一発,dbacks51さんが以前書かれていた「もうひとつあったら良かったモノ」を実装するしかないでしょ,やっぱり.
(長文乱文スミマセン)
DoubleKOさん>
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、iPhoneは商品が出ない、Apple TVはサービスがない、ということで日本市場ではこのAppleの「三位一体戦略」が海の向こうだけの話になっていますね。
「もうひとつあったら良かったモノ」は本当に欲しいです。Remote Discというある種ひねり技を作る力があるなら、それよりももっと素直なこの技術もできたはずだと思ったのですが、、
まあ、買わない私としても、MacBook Airはできる限り良さを伝えられればいいと思います。