
ノートと言ってもノートパソコンではなく、紙のノートです。
いままではロディア イーピュア
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ライフ株式会社



三種類の表紙の色があるのですが、これは左から「5mm方眼」「横罫」「無地」とその内容によって使い分けられています。
「無地」の茶色い表紙もなかなかシブイのですが、ロディアやモレスキンで馴染んでいる方眼を選択しました。方眼のオレンジはなかなかインパクトがあるのでちょっとためらいもありましたが、それはそれで主張が強いので「アリ」かな、と。
サイズもA4/A5/B5/B6/B7と豊富にLine-upされているのですが、私は単行本とほぼ同サイズのA5がお気に入りです。
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もう一冊のノートはツバメノート株式会社謹製のノートで、Thinking Power Projectというプロジェクトとして開発された特注品だそうです。
Thinking Power Notebookは、2007年春に竹村譲氏(富山大学芸術文化学部非常勤講師)と遠藤諭氏(アスキーメディアワークス アスキー総合研究所所長)の両名が「自分専用のツバメノート・オリジナルモデルを作りたい」という超私的な願望から始まりました。
しかし最小注文ロットや保管場所などの問題から一度は諦めかけた所、2007年末に長澤久吉(弊社(=リュウド株式会社)代表取締役)が加わり、発注保管業務を引き受けることで実現へと向けて再び動き出しました。
その後2008年の年初からはイラストレーターのYOUCHAN氏、COBUのデザイナーである田口泰子氏を加え、5名のメンバーによる「Thinking Power Project」が結成され、プロジェクト監修製品第1号として発売されるのが、このThinking Power Notebookです。
リュウド株式会社及びThinking Power Projectは、プロジェクト商品の売り上げの一部を視覚障害者を支援する団体へ寄付致します。
この「超私的な願望から」という部分が惹かれるところですね。こういうきっかけは好きです(笑)
コンセプトも「大学ノートの良さを継承しつつ、如何に大学ノートの既成概念から脱却するか」ということだそうで、非常に面白いものだと思います。
実際の商品も、黒背貼りや黄色の背見出し、金色のツバメのロゴなど、大学ノートの伝統的デザインを採用しながら、形状はめずらしい「横開き」スタイル、また各ページはミシン目で切り取れるようになっています。

また表紙の縁取りデザインもライフのような伝統的なものではなく、実は現代的にデザインされていたり。こういう仕掛けは持つ喜びを与えてくれます。
ネットの写真ではB5(メトロポリタン)とA5(ネイチャー)では、A5の方に黄色の背見出しがなく、A5にこだわるわたしとしてはちょっと残念だったのですが、

実際商品が来てみると、一番上の写真の通り、A5にもちゃんと背見出しがついていました!
これあっての大学ノートデザインですよね。
【追記】
写真を拝借した信頼文具舗の和田様から情報を頂きまして、初期ロットはA5(ネイチャー)には黄色い背見出しが付いていなかったそうです。今買ってよかった、と思います。
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紙は、ライフがやや黄色ががっておりツバメは白色、という違いはありますが、どちらも高級な中性紙で書き味は申し分ないですね。ツルツルでもなく適度な摩擦感があり、ボールペンの筆のすべりは最高です(本当は万年筆!と行きたいところですが、持っていません(苦笑))
アイデアなどを文字だけで書き出すときはアウトラインプロセッサでもいいのですが、やはり図形や関係図などの図入りでいろいろと書き殴るときは紙に直接書く方が私にとってはまだ便利です。PowerPointとかKeynoteでいきなり図形まで書くというのでは思考が中断されてしまいます。
なので、紙のノートはまだまだ手放せませんし、結構線を引いたり四角を書いたりとかが多いので、罫線のノートよりは方眼のノートの方が好きです。
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今回このノートから、Bento2との連携も図っていこうかな、と思っています。
いままでは「書き殴り」という言葉の通り、書いたことを覚えていないこともままあったのですが、今後は書く度にページの最初にでも番号を振っておこうかな、と。
「ノートの番号(何冊目か)」と「振った番号」と、そこに書いた中のキーワードのいくつかをBento2で管理すれば、その検索機能によって後からでもそのメモに容易にたどり着くことができます。

(クリックで拡大)
まあ、とにかくシンプルなテンプレートなのですが、ちょっとした労力で記入しておけば後々非常に便利に使えると思っています。
せっかくのノートなので、同じ事を何回も書いたりとか無駄な使い方をしないためにも(苦笑)Bento2とのハイブリッドでやっていこうと思います。
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コメント
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はじめまして、こんにちは。
毎日欠かさず拝読している「ものが好き」さんで、自分が撮影した写真が出るとは。びっくりするやら、うれしいやらです。ありがとうございます。
私もThinking Power Project に少し顔を出させていただいています。これからもこのノートをよろしくお願いします。
(すみません、こんど背ラベル付きの写真に差し替えますね。初期ロットには無かったので、、、。)
!!
信頼文具舗の和田さんですか!これはまた驚きました。
また、拙ブログを見ていただいていることにお礼申し上げます。
私、結構文房具も好きで信頼文具舗さんの充実したHP(丁寧な説明・センスあるページデザイン・信頼感などが感じられます)はよく見させて頂いております(実はSafariのブックマークに登録してあったりします)。
その割にまだそちらから購入させていただいた事がございません<m(__)m>。
次回は是非お願い致したく、その節は宜しくお願い致します。
Thinking Power Projectについては今後もいろいろな新商品が出てくることを期待しています。私個人的にこのThinking Power Projectのコンセプトに波長が合っているという気がしているのと、自分が使いたいものを作っているというのがダイレクトに伝わってくるということに安心感もあります(誰でも自分で使うものにはこだわりますから)。
引用写真にクレジット入れていなくてすいませんでした。追加します。
今後とも宜しくお願い致します。
クレジットの件、恐縮です。
信頼文具舗は昔ながらの手作りページなので、お恥ずかしいです。
(楽しみながら作っているんですけどね。)
もうじきブラウザの標準?が大きく変化するらしく、その対応のことを考えると、頭が痛いのですが。
お返事をいただき本当にうれしいです。
「Mac好き・文具好きつながり」ということでこれからもよろしくお願いします!
ありがとうございます!
早速Thinking Powerのノートを使っていますが、本当に「使っていて楽しい」ノートだと感じています。
こちらこそ、今後とも宜しくお願い致します。