- 2009-01-04 Sun
- 雑感その他

(画像はAppleより拝借)
今年も一段と多くのアプリがこのiPhoneプラットフォーム目掛けて投入されてくると思うのですが、Appleは現在の販売方法について月額課金などのバリエーションを追加してくるでしょうか?
■■■
日本の携帯では結構当たり前に存在している「月額課金システム」ですが、ビジネスしている側からみると、iPhoneにもこのシステムがないと今後やっていけないところも出てくると思います。
私がこれまでApp Storeで"購入"したのは、殆どが無料のアプリなので実際あまり偉そうなことは言えないのですが、、、(苦笑)
でもこれには理由があって、私がゲームをそんなにしないことと、それ以上に「無料のアプリが充実している」ことがあります。
Jordanの乗り換え案内とか、最たるモノでは産経新聞とか。
携帯では月額で有料のアプリがApp Storeでは無料、というのは、確かにユーザーの側からみると有り難いことで、昔のMacコミュニティーの充実したフリーウェアを彷彿とさせるものを感じます。
■■■
ただApp Storeで商売をしようとされている方にとっては、コンテンツによってはやはり「月額課金システムがないと困る」というのもあるでしょう。
先ほど例に挙げた「産経新聞」アプリですが、先日のIT Mediaの記事の中で、
今は予想以上の反響に驚いている。無料であることを評価するユーザーが多いという。「新聞のレイアウトはやっぱり読みやすい」「普段は新聞を読まないが、意外といい」――こんな声もあった。
アプリの無料配信は「新聞の無料試読制度のようなもの」と位置付けており、いつまで無料で提供するかは未定だ。「なんとか軌道に乗せるため、ビジネスモデルを検討中」で、有料化や新たな広告モデルを探っていく。アプリを使って「来年春までいろんな実験をしたい」という。
というのがありました。
この例でいうと「有料化」というのは現状のApp Storeのシステムでは非常にやりにくいでしょう、というかできないのでは?と思います。
また、確かにこのアプリは発表当初は反響が大きく、無料アプリランキングでも1位でしたが、現状は6位。おそらく早晩Top10落ちしてしまうでしょう。
そうなったとき、ビジネス的論理から「やっぱり止めておこう」と撤退されたりしたらもったいないなあ、と思うのです。
■■■
現在のシステムである「都度課金」でも、ゲームや、コミックや辞書などの書籍など、ちゃんと商売がやっていけるアプリはいいですが、それだけではもったいないような気がします。
優良なアプリには(最初はフリーでまず知ってもらうことからはじめるにしても)、売り切りで一発屋で終わるのではなく、一定の収入を得られるようにしてあげて「健全に」進化していってほしいと思います。それがやはり最終的にはApp Storeの健全な進化にも繋がると思うのです。
- 関連記事
-
- Phil schillerのKeynote (2009/01/07)
- MWSFまとめ&私感 (2009/01/07)
- App Storeの月額課金制度は? (2009/01/04)
- 私事ながら (2008/12/27)
- Blue-Spec CD (2008/12/26)
スポンサーサイト
Comments: 2
- 通りすがり URL 2009-01-04 Sun
関連記事です。
今年はiPhone、MySpace、Facebookがいよいよマイクロペイメント・サービスの提供へ
http://jp.techcrunch.com/archives/20090102iphone-myspace-facebook-race-to-micropayments-in-2009/
iTunesに月額制で10曲まで$7とかの支払い形態が誕生すれば
AppStoreにもすんなり入ったりするでしょうか。
- dbacks51 URL 2009-01-04 Sun
なるほど。「マイクロペイメント」と言うんですね。
Appleの場合はさほど手間はかからない、とありますので期待できるかもしれませんね。
もしできた場合、おっしゃる通り「音楽の買い方」にも変化があるかもしれません。サブスクリプションの話もよく出ますからね。
Trackback+Pingback: 0
- TrackBack URL for this entry
- http://gadgetlove.blog18.fc2.com/tb.php/394-c3507a76
- Listed below are links to weblogs that reference
- App Storeの月額課金制度は? from 「モノが好き」2