
(画像はApple.co.jpより拝借)
MacBook Airに関しては、「コンテンツ総ビット時代」への幕開け商品としての新ジャンルであるという理解を、ここ数日落ち着いて考えて、私の中で消化しました。
そうやって消化してしまえば、やはりわたしもMacBook Airは気になります(苦笑)
価格対性能比の問題としてとらえる人々へも、あの「圧倒的薄さ」で包み込み、この新ジャンルをなんとか確立したいのではないか、と思います。
「Disc Driveがない」というのは明確な意思表示だとして、他のスペックに関しての妥協もあの薄さの前にはやむなしの部分もあります。
それらをすべて丸呑みするにしても、どうしても私が呑めないのが80GBというHDDの容量です。
もしMacBook AirのHDDが160GBだったら私の場合はいくら高いと言われていても買っていたと思います。それだけの容量さえあれば、私の場合なんとかやりくりできるからです。
HDDの容量として、iPod classicの仕様から推測するに、


MacBook AirのHDDの容量を80GBから160GBにして厚くなるのはたった3mm(0.12inch)です。
でもこの「たった3mm」を妥協してしまうと、Sony TZシリーズとの比較においてJobsの言った「MacBook Airの一番厚いところ(0.76インチ)でもTZシリーズの一番薄いところ(0.80インチ)より薄い」というフレーズが言えなくなります。

Jobsは「MacBook Airの『圧倒的な薄さ』」を訴求するために、「一番厚いところでもTZの一番薄いところより薄い」というこのフレーズは絶対に譲れなかったんでしょうね。
このこだわりは「こだわりとしてはすばらしい」と思います。このフレーズがないと'Thinnovation'も言えなかったと思いますから。もの作りへの徹底した妥協の排除が伺えます。
でも私は3mm厚くていいからMacBook Airの認知が定着した際に晴れて160GBバージョンも出て欲しいと思います。もう3mmあるとバッテリの脱着式化も可能になったりとか、、、
ただその3mmで「Air感はなくなる」でしょうか?(笑)
「たった3mm」と言いながら、自分でもiPod classicの160GBバージョンと80GBバージョンを見て全然印象が違っていました(160GBは分厚い!)から、MacBook Airも3mmで印象は変わるかもしれませんが。。
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コメント
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はじめまして。
AirのHDDですが、私も気になりました。
Thinovationというぐらいですから、AppleとしてはできればHDDなんていう「レガシー」なアイテムは使いたくなかったんでしょうね。でも1.8inchならなんとか入るし価格的にも抑えられるっていうことで「とりあえず」だしたって感じにワタシは受け取っております。
SSDが大容量・低価格化したときにAirが完成するのでしょう。
ふ さん>私もそう思います。今回は価格が価格なのでSSDはオプションだと軽く流しましたが、本当はJobsは「これこそが本物!」と思っていることでしょう。
こんにちは。初めてコメントします。
3mmの件ですが、1.8HDDが近いうちに薄くなるのであれば、それでOKではないですか?既存の製品からデザインするのではなく、「これに入れろ」が正しいデザインではないかと思います。フラッシュはまだコストパフォーマンスが現実的ではないと思いますが。。。妥当なところに落ち着くのに3年くらいかかるのでは。
ステゴザウルスさん>
「これに入れろ」が正しいデザイン、が確かに正解ですね。考え方として。
80GBのHDDが薄型になったのが昨年の秋(iPod Classic発売時)ですので、そうすぐには160GBがその厚さになるのが想像しがたくて、、
ただ上のコメントにも書きましたが、理想はSSDというかゼロスピンドルなのではないかと思います。