
(画像はAppleより一部拝借)
昨日も投稿したMacBook Airですが、他の一般記事やブログさんを読ませて頂いても賛否両論のようですね。(私の投稿にも多数コメント頂きありがとうございました)
私は私個人の期待に合致していなかったので「否」側だったのですが、自分のニーズにマッチしている方もいらっしゃるようで、結局は「自分のニーズに合致したかしなかったか」という悲喜こもごも、というのが現在の空気感なのかな、と思います。
商品コンセプトも「世界最薄のノート」にも見えるし、「真のワイヤレス環境時代の商品」にも見えます。
'Thinnovation'というコピーとかにも踊らされたので私は前者かな、と安易に考えていましたけど、Air=Wirelessという基本に立ち返ると後者もありかなとも思います。
多分、両方の思いが入っていて、上記ロゴのような「細いフォント(=世界最薄を表現)でAirと名付けている」のかな、と商品ロゴをじっと見ていて思いました。
商品自体を見ていても、薄さもさることながら、ワイヤレス機能も充実ですもんね。
商品自体は賛否両論にしても、「Remote Disc」機能に対する評価は一様に良いですね。(もちろんバックアップも移行もワイヤレスというのもすごいですが)
この「Remote Disc」機能のおかげもあり、MacBook Airは「サブノート」というとらえられ方をしています。
その考えに便乗して、「もうひとつあったら良かった機能」を考えました。
(「サブノートじゃないよ」と思われている方にはこれ以降は無意味な話になります。あしからず)
それは「母艦とのSync Back」機能です。
iPodの時代までは「iTunesを持ち出すだけのto go機器」でしたが、最近の母艦の周辺機器は、自身で情報を取ってきたり、改変したり、物を買ったりします。
例えば「iTunes Wi-Fi Store」ですが、これまではできなかったiPodで直接曲を買うというのを可能にしました。
また「Apple TV Take2」はPC起動不要で映画をレンタルしたり曲を買ったり出来るようになりました。
でもどちらも「母艦」に繋ぐと母艦に情報をSync Backして、個々の機器が独立して勝手にやったこともついには母艦に戻り、最後にはちゃんと整合性が合うという仕組みになっています。
だったら、MacBook Airもこういう機器と同じように、外で作成した書類、編集しかけのビデオなどなどを家に帰ったら「母艦にSync Back」すればいいのではないでしょうか?しかもワイヤレスで。で、続きの作業は母艦でやる、という関係にすると、「究極のワイヤレスサブノート」としては最高だと思います。
iPod nanoを「外に持ち出すiTunes」としたら、MacBook Airは「外に持ち出す母艦環境」という感じです。
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コメント
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それは、.Mac(ドットMac)で、、、ってことじゃないかな?
ユーザデータは、.Macに保持しておこうよ、とのメッセージにもとれますよね。
( まぁ、全部それで同期取りなんて出来ないけど。。。)
あとは、機能追加出来れば、
MacBookAirと母艦を、相互でストレージモード(USBで出来たかな?)にて接続して、
Time Machineで相互バックアップとるような同期もありか、、な??
(初回は時間かかるけど、その後は差分だけで早いだろうし)
いやいや、
TimeCapsuleのデータを相互でTimeMachineで同期取りすれば、
正本システムは一つで済むな。。
はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいています。
多分,母艦が OS X Server なら,ポータブルホームディレクトリとかいう機能を利用できるんじゃないでしょうか? OS X Server をさわったことがないのでわかりませんが。
http://y2itec.com/blog/computer/apple/mac/servertips-1-84/
Air の母艦は X serve ですかね?合わせておいくら?
.Macが巨大な容量のサービスになるのではないか、とはGoogleと組んだ(エリックをボードメンバーに招き入れた)ときにちょっと頭をよぎりました。
でもこの領域に足を踏み込むと、さすがのJobsもGoogleのシステムに組み込まれてしまい、「端末メーカー」に成り下がる危険性もありますね。
さておき、
adapuさんの
>TimeCapsuleのデータを相互でTimeMachineで同期取りすれば、
も、K_KさんのOS X Server(私も見たこと無いです(笑))の話も本質的に私には同じ方向の話に思えます。
母艦がしっかりしていたら、またそれとの連携・シンクロ・バックアップがシームレスならば、端末はiPod touchでもMacBook AirでもTablet Macなんでも来いなんですけどねえ。
良い記事を書かれますねぇ(感動)。
Leopardに搭載されたことで皆さんご存知ですがBack to my Mac(どこでもMy Mac)や
.Macと連携させることで「データの持ち歩きさえも気にすることがない」環境が目的ともとれる
「今後のAppleのベクトル」がわたくしが今回のMWSFから感じ取れたですなんです。
その象徴が”Remote Disc”に凝縮されている様に感じるのですよ(笑)。
まあ、わたくしが勝手に妄想している非現実なんですけどね(爆)。
どこでもMy Macも.Macを使った驚くべき機能ですよね。
>「データの持ち歩きさえも気にすることがない」環境
まさにAirにはそのダイレクションが見える気がします。
どこでもMy Macの使い方の例の一つとして
>たとえば、オフィスのMacでプレゼンテーションを作成していて、自宅のMacに保存した写真が必要になった。そんな時は、Finderサイドバーで離れた場所にあるMacを選択してアクセスします。ハードドライブ全体をブラウズして、必要なファイルを手元のMacにドラッグするだけの手軽さです。
というのがあるのですが、贅沢を言うと「離れた場所にあるMacを選択してアクセスします」という作業までなくしてくれると、真のユビキタスなんですけどね。
バックアップに関してはTime Capsuleがその「なにもしなくても」「知らない間に勝手に」Time Machine機能をやってくれているということで完璧にそれを実現してくれています。これはまさに「バックアップのユビキタス」だと思います。
「Remote Disc」に関しては今記事を書いています。妄想をまたぶつけ合いましょう(笑)