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iPhoneをつくった会社

iPhoneをつくった会社 ケータイ業界を揺るがすアップル社の企業文化 (アスキー新書 (073))

を読みました。拝読した大谷さんの著作としてはiPodをつくった男に続くものです。
「男」と「会社」というタイトルの最後の言葉が違うモノの、なにかシリーズ性を感じなくもありません。
次回は「MobileMeを急がせた男」とかが出るのでしょうか(苦笑)

内容的には、Appleの歴史・iPodの歴史・iPhone(初代機)の話が多く、Apple関連の著作を多く読まれている(もしくは体験されている)方には重複になる部分が多いかも知れません。

■■■

上の写真にはありませんが、帯にはこう書いてあります。

(表)
マネしたら絶対つぶれる!? アップル社の唯我独尊なビジネス術
(裏)
これがアップル社の流儀だ!
・"世界初"の何かを作るのではなく"最良"の何かを作る
・ユーザーを迷わせない製品ラインアップの絞り込み
・ソフト/ハード/サービスをシームレスに提供
・「損して得取れ」で成長したiTunesストア

裏はともかく、表のこのキャッチは笑えました。「じゃあマネしようがないじゃん!」みたいな(笑)

■■■

内容についてはあまり触れない方がいいのでしょうが、ひとつだけ。
最終章の第5章に「五位一体」のビジネスデザインへ、という内容について書かれています。
ちょっと前のAppleはOS/ソフト/ハードの「三位一体」、iTunesストア以降、OS/ソフト/ハード/サービスの「四位一体」、今後はPAセミの買収でCPU/OS/ソフト/ハード/サービスの「五位一体」へ、という内容です。
需要の逼迫しそうなIntel Atomに頼っていては自社の思うとおりのビジネスができない、だから自社CPUで、、、ということです。


私は、Appleの強みは、他社への依存度を低くしてそれこそ「唯我独尊」の環境を作り、しかしそれでもスピードは失わない経営スピードで経営を行うこと、だと思っていますが、こういう感じでどんどん自社でコントロール出来るものが増えるというのは、一ユーザーとして未来の商品がより楽しみになります(経営している側はいろいろマネージするものが増えてリスクも増えるので大変でしょうが)。

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