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3Gネットワークは正直言ってドキドキ --宮川潤一 ソフトバンクモバイル取締役専務執行役CTO(東洋経済オンライン)

ソフトバンクの中の偉い人がその内実を結構赤裸々に明かしてくれているおもしろい記事です。

ちょっと長いですが引用します。

――3Gのネットワークがパンクする心配はないですか。

 そりゃ不安ですよ。一機種がもたらす通信量としては莫大。ソフトバンクがパソコン用のデータカードをやらない理由は、データカードのパケット負荷が通常の端末の20倍以上あるから。100万枚データカードが出ると、2000万の携帯電話ユーザーと同じくらいのネットワークキャパシティを用意しないといけない。

 ライバルが定額料金でデータカードを始めたとき、「ソフトバンクはすぐについてくるはず。そうしたらやつらは崩壊する」と読んでいたらしい。彼らの分析も正しいし(笑)、僕も錯覚はしていない。

 結論を言えば、アイフォーン導入に向けて準備をしてきたので大丈夫。でも、実際の動向を見てみないと正直ドキドキですよ。自宅でWi‐Fi(無線LAN)経由でつないでくれる人が、5%いるのか10%いるのか。ヘビーユーザーが少しでもそうしてくれるとかなり楽になる。発売後2週間は特別体制でネットワークの状況を見続けます。


――無線LAN接続を推奨していく必要がある、と。
(中略)
 ユーザーさんとの信頼関係が深くなって、仮に家で無線LAN経由にしてくれる人が半分いたら、料金は半額にできる。ユーザーとキャリアが共存できるような使い方をしてくれたら世の中は変わると思うし、逆にガンガン3Gに負荷を与えられたとしたら、音を上げるかもしれない。


 ただ、2ギガヘルツ帯の周波数で携帯事業をやっている身としては、データ通信量の大きい端末をこれ以上、詰め込むのはもう厳しい。ほかの帯域を使えるようになれば状況は変わりますが、現状ではアイフォーンを最後にしてほしい。



ここまで内情を赤裸々に話されている記事は初めて拝見しました。

やはり、私も記事にした「【新提案】ホワイトWi-Fi」を積極的に進めていくか、ほかのWi-Fiスポットとも組むか、fonを応援するかしないといけないようですね。
Wi-Fiを応援するということは自社キャリアの限界を示すみたいで気が引ける、というのもあるかもしれませんが、iPhone 3Gに関しては気軽にWi-Fiと自動で切り替えて使い分けられる珍しいマシンですから、最大限活かせばいいんじゃないですか?AT&Tもやっていることなんですし。

3G通信料が1週間で20万円を超える、とかいろいろブロガーさんの記事を読ませていただくと、「やはり現場は厳しいんだろうな」と推測はしていましたが、本当にそんな感じですね。


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