
(画像はhttp://www.apple.com/jp/iphone/より拝借)
iPhone 3Gの発表前までは、日本でiPhoneが売れない(とされる)理由のいくつかのひとつに「キーボードがQWERTYなので1本指では打ちにくい」とかというのもあったと思います。
しかし、上記画像をご覧になっておわかりの通り、今の日本の携帯の10キー入力とそっくり(同時に数字が見えないだけ表示がよりすっきりしてます)の入力方法も搭載されているようです。(普通のキーボード入力もあるんでしょうけど)
「ソフトキーボードなんだからこういうのが自由でいいよね」というのはもちろんあるのですが、「無理にパソコン文化のQWERTY配列を押しつけず、フツーの携帯の使われ方の実態もちゃんと把握した上で、それにもちゃんと対応していく」という、これこそが本当の顧客視点なのではないかと思いました。
私の歳をとった親も、なんとか今の簡単ケータイでメールを打つようにはなりましたが、もしかしたら、このiPhone 3Gの入力の方が簡単かも知れません、、、。
次候補やUndo、確定なども文字入力のすぐ横にデカデカとあり、文字を打ってわざわざ10キーから離れたカーソルキー+決定キーまで指を動かす必要もありませんからねえ。
親をダシに使いましたが、もちろん私にとってもより簡単なのは、言うまでもありません。
手書き文字認識も話題というか興味があるところですが、私はこういう基本的な部分に結構心打たれました。
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Jobsは初代iPhoneを発表した際に、Brackberryなどのスマートフォンと比較して、「キーボードは必要な時にだけ出てくればいい」と言ったものですが、今回はそれに加え、「使う人によって使いたい方法に変えられる」というのも非常に重要だと思います。
とにかく可能性は尽きないですね、この端末。
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