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MDR-NC500D

(画像はSony.co.jpより拝借)

このデジタルノイズキャンセリングヘッドホンをBuyNowして以来、2回記事を書きました。
こちらこちら

エージングも十分進んだと思われるので、今回の私的レビューをもって最後のレポートにしたいと思います。

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購入当初に感じた「アタック音」のメリハリのよさ(ピアノやシンバルのキレイな響き)に加え、中間報告の時に書いた低音の増感。これはそのままです。

中間報告の時に書いたのですが、(ベースラインなどは引き締まってはっきりしているものの)低音の増感が増しすぎでは?という懸念もあったのですが、それも落ち着いてきました。
やや低域リッチ気味ですが、低域・中域・高域と非常にバランスの取れた仕上がりになりました。本当に「ノイズキャンセリングヘッドホン」というエクスキューズをつけなくても音質で語れる商品だったと満足しています。
ドテ勘ですが、2ー3万円相当のオーバーヘッドヘッドホンの音質はキープしているのではないでしょうか?

さてノイズキャンセリング機能ですが、これが良くワークしています。
デジタル処理により、外部のノイズの状況に応じて3種類のノイズキャンセリングを選択できるのですが(とは言ってもAI機能搭載なのでボタンを押すだけでヘッドホンが最適なモードを自己判断します)、場面場面に応じてちゃんとパターンが変化しているのが分かります。ただ音質には変化なし。各パターンにおいてよくチューニングされていると思います。

いままでは「ドンシャリのソニー」と言われていましたが、個人的にはロングラン名機EX90SL以来、音質は非常に自然なものに変わってきたと思います。
このヘッドホンの音作りにもその特長はちゃんと出ています。

ノイズキャンセリングで得られる静寂の分、音量を他のヘッドホンより少し小さめにして、「空間に音の粒が浮遊している感じ」を楽しめます。

見たところ、価格コムでの人気ランキングでも2位と大健闘しているようです。

密閉型ヘッドホンの弱みとして、今後夏場に向けて使いにくくなる(耳が汗をかくので(苦笑))という宿命はありあすが、BoseのQC2やQC3を検討されている方には是非このモデルも試聴していただきたい、そう思います。


【5月30日追記】ANAの国際線にこのヘッドホンが採用になったそうです。
ソニーのデジタルNCヘッドフォンがANA国際線に採用(AV Watch)
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