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CNET

(画像は引用記事より拝借)

CNETに以下のような記事が出ています。

アップルが目指す5年後のデジタルホーム--Forresterが予測

Appleは10年のビジョン・30年のビジョンをすでに持っていて、それを粛々と進めているという話も聞きますが、まあ5年くらいならアナリストでも予想はできるのかな、と思います。

「今後5年間のねらい」としては

Appleはデジタルホームの中心となることを狙って今後5年間のうちに、PCやデジタルコンテンツを高品位テレビのステレオAVネットワークに接続するための製品やサービスを提供していく可能性


ということで、これは私個人的に考えても疑う余地はありません。

ITメーカーやCEメーカーがこれに向けた動きはすでにその予兆を感じさせるモノがいくつかありますが「トータルシステム」としてのシステム構築はやはりAppleのお家芸でしょう。

■■■

5つの予測が記事には載っていますが、私が特に気になるのが3番目の項目です。

「AppleSound」ユニバーサル音楽コントローラがスタンドアロンの「iPod」として使われ、ホームステレオ専用アンプを通じて音楽と動画のコントローラとしても使われる可能性がある。もちろんタッチスクリーンを搭載し、Appleのホームサーバにアクセスしてインターネットにも接続できる。この機器は本質的に、リモコン装置、モバイルインターネットデバイス、統合されたデジタルホームAV/ITシステムへのゲートウェイの役割を果たす。


以前、Wi-Fiしか搭載していないiPod touchはその立ち位置が若干不明確だ、というコメントを書きましたが、このように使われるなら、その存在意義もはっきりします。

折しも通信の世界でもFMC(Fixed Mobile Convergence)というのが叫ばれていますが、それに似た発想で、外ではスタンドアロンの「iPod」かもしれませんが、家に帰り、家のワイヤレスネットワークに繋がった瞬間、家庭内の機器やストレージされたコンテンツを制御するコントローラーになる、的な部分はその存在意義を十分に発揮してしてくれる部分だと思います。

Appleは独自のボンジュールシステムを使っており、業界標準のDLNAは採用しておりませんが、「コントローラ」という概念はもはやDLNAでも存在するものです。
Appleの場合、独自システム、という部分はありながらも、そのおかげでネットワークの構築が容易、という側面は無視できませんから、その動向が気になるところです。


【追記(関連記事)】
アップル、2013年にはリビングルームに手中に。目指すはソニー?
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