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Fusion Update112

(画像はact2より拝借)

VMWare Fusionが1.1.2にアップデートされました。Macin' Blogさんの記事で知りました。

各種改善がなされているようですが、大きく言うと次の3点ですかね。
■MacBook Air系の改善
■Windows XP SP3への対応(Boot Campパーティションを仮想マシンとして読み込む際)
■仮想マシンのTime Capsuleへのバックアップが可能に!

当座私としての興味は最後のTime Capsuleへのバックアップです。これさえできれば、Time CapsuleにはバックアップされないBoot Campパーティションより、Fusionの仮想マシンの方が、使い勝手というか安心感が非常に高まります!

■■■

1.1.2のリリースノートによると、

>Mac OS X 10.5-10.5.1 オペレーティングシステムのバグは、Time Machine が使用中の仮想マシンをバックアップしようとするとシステムを異常終了させる。これを避けるため、VMware Fusion 1.1 では Time Machine のバックアップからすべての仮想マシンを除外した。Apple は Mac OS X 10.5.2 でその Time Machine のバグを修正したため、VMware Fusion 1.1.2 は Mac で Mac OS X 10.5.2 以降が実行されている場合は Time Machine による仮想マシンのバックアップを可能にした。そのため、Time Machine バックアップが大きくなる場合が生じる。バックアップが大きすぎる場合は、Time Machine バックアップから仮想マシンを手動で除外し、お持ちのバックアップディスクに別個にコピーするとよい。

ということで、どうも問題はTime Capsule側にあったかのような書き方です。Apple側が修正したと書いてありますね。
(それにしても引用の最後の「コピーするとよい。」ってなんか直訳気味ですね(苦笑))

■■■

で、アップデートしたのですが、その直後より、早速仮想マシンのバックアップが見事始まってくれました!
仮想マシン


私の場合、そんなにファイルやアプリを入れているわけではないので、この仮想マシンの容量はたかだか7.5GB程度です。1時間程度でバックアップ完了しました。
(Time CapsuleとMacBook Pro間は、802.11nの無線接続)

Time Capsuleに「入って」もみましたが、確かにちゃんと仮想マシンがバックアップされているのを確認しました。過去ファイルを現在に復元もしてみましたが、ちゃんとWindowsは起動しました。

■■■

次にテストしたのが、仮想マシン内のWindows XPへの、ちょっとした変更に関してちゃんと「差分バックアップ」してくれるのかどうか、です。
ちょっと変更を加えただけで毎回7.5GBを1時間毎にバックアップされたらたまったモノではないですから。(て言うか、それならずっと「1時間毎のバックアップ」をし続ける、という計算に(苦笑))

試しに仮想マシン内の「メモ帳」で「テストファイル」というすごい軽いファイル(4KB)を生成し、再度Time Capsuleでバックアップを作成しました。

わかったのは、多少の変更にかかわらず(今回のテストはたかだか4KBのファイルを作っただけにもかかわらず)仮想マシンディスクフォーマットファイル(.vmdk)などを丸ごとバックアップするようで(私の場合2GBちょっと)20数分かかります。

普段Mac側だけをいじっていると(めったなことをしないかぎり)数十~数百KBなのですぐに終わってしまいます。

■■■

ここをどう考えるかですね。
まあ、.vmdkファイルのみの「差分バックアップ」とは言え、使用状況によってはそれが大容量の方もいると思います。なので仮想マシン内のファイルをちょっとでもいじったら、Time Capsuleでの相当の時間のバックアップ時間を覚悟する必要があります。

めったにWindowsはいじらない、また基本はMacなのでWindowsでは必要最小限のことしかしない、という私みたいな使用状況の人でしたら是非お勧めします。
なんてったって「Windows環境が無線で自動でバックアップされる」というのはすばらしいと思いませんか!
Mac以上にいろいろなことが起こるWindows(個人的感想)ですから、こちらの方がTime Machineのお世話になる機会が多いような気がします。


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買いました

いつもどうもありがとうございます.

自分のところの記事でも少し触れたのですが,VMware Fusionを購入しました!
最初はトライアルバージョンを落としてみて,パッケージに日本語ローカライズが含まれているのを確認.
やっぱりact2のローカライズは良いですね.
本家に反映されることが多いし.

それからこの間Parallelsで失敗したUbuntuのインストール.
あいにく最新版の8.04は転けてしまいましたが,7.10でも支障はないのでこれを使ってセットアップ中です.
WindowsはParallelsで使っていたXPを変換して起動してみただけでほとんどいじってません.

購入後ちゃんとインストールしてから気付いたんですけど,いろんなOSのハードディスクイメージがメニューから簡単にダウンロードできるんですね.
これは楽しそうです.
時間があったらHaikuでも落としてみようかと思ってます.

オススメどおりFusionにしてみて良かった!
ありがとうございました.

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