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MDR-NC500Dー2

(Ricoh GR Digital IIで撮影)


本能的に買ってしまったMDR-NC500Dですが、エージングが数十時間経過したところで中間報告をしようと思います。
エージングしながらも時々持ち歩いていましたので使用感もあわせて。

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先ずは音の変化から。

最初の書き込みで第一印象で書きましたが、「アタック音に強い歯切れのよさが印象的」というのはそのまま維持されています。

中高音(ピアノとかシンバルとか)の感じですが、これは正直もう少しクリアになってほしいと思います。購入直後からはもちろん変化があるのですが、「もう一皮」むけた感じになって欲しいところです。ここは今後に期待。

大きく変化があったのが、中低域です。かなり量感が増しました。とは言っても音が「ゆるく」なったわけではなく、歯切れの良さはカチッとしたまま量感だけが増したという感じです。ベースラインもキレイに聞こえます。ウッドベースのJazz系とか、クラシックで言うとドボルザークのチェロ協奏曲とか、酔いしれる感じです!

ただ、あまりにも中低域の量感が増したため、iPod touchではちょっとブーミーな感じになってきました。iPod touchと比較して低音がやや軽めでさわやか音質系のiPod classic(聴いていませんが多分iPod nanoも)の方がトータルバランスがとれている感じですね。
しばらくこの組み合わせで行こうと思います。

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ノイズキャンセリング機能については、当初から当然変わりません(笑)

このヘッドホンはノイズキャンセリングのモードが3つあるのですが、AI NC Modeというボタンを押せばその都度外部ノイズをモニタリングし最適なモードに切り替わってくれます。

メーカーの説明ではこの3つのモードの代表的使用環境として「航空機内」「電車、バス内」「オフィス内」があげられていますが必ずしもそうではないようです。

一度経験したのは地下鉄に乗った時でした。ホームで電車を待っている時と、実際電車が来て地下鉄に乗っている時では、このボタンを押すと明らかにモードが変わりました。
ただ、ノイズの変化から「モードが変わった」ということは分かったのですが、音楽そのものの性格は変わりませんでした。各モードともちゃんとチューニングしてあり、モードが変わっても音楽には影響がないですね。

あとノイズキャンセリングで意外と効果を感じたのが「風切り音」。先週とか特に風が強い日が続きましたが、風が吹いてヘッドホンのハウジングがなる音がほとんど聞こえないのです。これは大きいですね。

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NC500Dボタン部 (画像はASCII.jpより拝借)

ということで「AI NC Mode」ボタンは結構頻繁に押すようになっています。全自動なら申し分ないんでしょうが。。
ただこれが押しにくいんです。

写真の通り、電源ボタンとMonitorボタン(これを押していると音楽が途切れヘッドホンをしたまま外の音が聞ける)とAI NC Modeボタンがすべて右側のイヤーカップのシルバーのライン上に一直線に並んでいます。
確かにデザイン上はこの処理の方がいいのでしょうし、各ボタンは突起とかギザギザとかが入っていて触れば分かるようにはなっているんでしょうけど、未だに慣れません。
もっと各ボタンを離すか、いっそのこと右と左に分けて付けるとかで分かりやすく使えるようになればよかったと思います。

あと使い勝手上で問題と言えば、充電のためのACアダプタでしょうか、、最近は1000円もしない携帯の充電器でもコンセントプラグ部は折りたためるようになっているもんですが、このヘッドホンに付属してきたのは折りたためないタイプ。持ち運ぶ気になりません。ちょっとがっかりですね。


【追記】
ASCII.jpにレビューも出ています。

>「ノイズキャンセリングイヤホンの割には」というエクスキューズなどなしに、満足できる音質だ。

とありますがまさにその通りで、上記の私の感想も知らず知らずのうちに「普通のヘッドホンとして」の感想になっています。
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