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ニコニコ動画


ニコニコ動画において著作権を侵害している放送番組の動画をすべて削除する方針であることを、運営するニワンゴの親会社ドワンゴが明らかにしたそうです。

この件について、CNETのオンラインディスカッションを興味深く読ませて貰いました。

何名かのパネリストのなかにひろゆき氏もいらっしゃいますが、今回のディスカッションには、今現在まだ参加されていないようです。

先日、途中までしか読んでいないのに記事を書いた、中島聡さんのおもてなしの経営学の本ですが、本の後半は3人の方との3つの対談が掲載されています。その中のひとりが奇しくもひろゆき氏であり、まさにニコニコ動画の話についても触れられています。

その中で私も「おもしろいなあ」と印象に残っていたのが、ビデオレコーダーとの関係の話です。
ひろゆき氏は、「ビデオレコーダーに録画しておいた番組を再生する際に、番組本体はもちろんビデオで再生し、ニコニコ動画のコメント部分のみ同期をとって送る仕組みにすれば、ユーザーも高画質で番組を楽しめるし、ニコニコ動画のコメントも楽しめる」、という趣旨のことを書かれています。

現在の地デジについてはコピー10ですが、私有録画再生においてはその権利が認められています(ですからビデオデッキもあるわけですし)。

ニコニコ動画の「真のコンテンツ」は、著作権に揺れる動画本体、にあるのではなく(「弾幕」になることもありますが)コンテンツと「時間的同期の取られたコメント」にあります。
>「実時間を超越した擬似的な時間共有」(Wikipediaより)
これこそがニコニコ動画の真の価値だと思います。

なので、視聴者の権利が認められている私的録画再生と、ニコニコ動画の「コメント」を別のルートで再生し、リンクさえ取れば、今回のような著作権の問題には至らないのかなあ、と思います(本質的なネットコンテンツの著作権の話をするりとかわした感じもありますが、、(苦笑))

■■■

まだもちろんそういう商品はありませんが、ひろゆき氏の言われているようなビデオレコーダがあれば、録画済みのコンテンツを見る楽しさがまた広がると思います。



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コメント

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  • ゆきち
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ニコニコ動画の何が・・・

こんにちは。
いきなり、ちゃぶ台をひっくり返すような話で申し訳ないのですが、一応ニコニコ動画にアカウントをとってみて幾つか動画をみてみましたが、正直皆さんが言うほどニコニコ動画の何が面白いのかがいまいちわからなかったんです。
みてみたコンテンツが悪かったのかもしれませんが、擬似的な時間を共有するという点では評価ができるのですが、見ず知らずの第三者の動画をみたコメントをみることに何の楽しさがあるのかが今一理解できず、ここしばらくはログインすらしていません。そういう意味では、既に私の頭の中は古い考えかも知れません。
コメントは、見ず知らずの第三者ではなく、どんな性格の、どんな思考の持ち主かわかっている相手だから、同じ時間を共有するという、そのコメントに面白みがあると思うのですが・・・。

ゆきちさん>
頭の中が古い、新しい問題ではないと思います。純粋にニコニコ動画というコンテンツが「響くか響かないか」の問題だと思います。
ひろゆき氏がニコニコ動画を着想された原点は、2ちゃんねるの実況版が盛り上がっているのをみて、ということだそうです。なのでそれに響く人にはニコニコ動画も響くということだと思います。
(見ず知らずのネットの向こうの人とでも)繋がっていたい、コンテンツを共有したいという思いのある人にはすばらしいコンテンツなのだと思います。

私もすべてのコンテンツに響いているわけではありません。でも、亀田大毅と内藤大助のあの話題になった試合はおもしろかったですよ。

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