
この方は写真を拝借したASCIIの記事に出てくる、「有楽町ビックカメラ」の石川店長さんだそうです。
ここの「Appleショップ」は、いわゆるショップインショップの形態を取る店舗で、もう1年になるのですね。
私はこの「ショップインショップ」戦略そのものには反対ではありません。お金も時間も大きく抑えて多店舗展開できるので直営店の出来そうにない場所にも展開して裾野をひろげてくれます。
(残念ながら私の出身の地域(一応新幹線「のぞみ」は止まる駅なのですが)も直営店ではなくこの「アップルショップ」展開になりました。。。まあショップができただけましですが。)
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なのですが、この有楽町店だけには「???」という気持ちで一杯です。
「有楽町の駅を降りる=Apple Store銀座に行く」ではなかったのか? と。
確かにApple Store銀座はちょっと有楽町から歩きます。それを駅の目の前のビックカメラに導線を奪われるというのは戦略としてどうなのか、と。
一種の「リンゴの自家中毒」ではないかと思います。
記事の中に「在庫さえ確保できれば(もっと売れる)」という石川店長さんのコメントがありますが、もしApple Store銀座とビックカメラ有楽町店のAppleショップで同時に同量の供給なんかあった日には、Apple Store銀座の形骸化の方を心配してしまいます。
「予想をはるかに上回った好セールス」というサブタイトルを見るにつけ、不思議な気持ちになってきます。
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コメント
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Apple retail Storeで説明を受けるなり、触って来るなりしてから
ビッグカメラなどでポイントバック目的で購入する方々が存在する
という事だと考えているのです。
ポイントバックも塵も積もれば状態でバカにならないと言える部分も
ありますからねぇ(汗&笑)。
Apple retail Storeの方々は喜んでいるかどうかは分かりませんが
Apple全体では収入の窓口が増えるので良い事かと思うのです。
もしかするとAppleジャパンがApple retail Storeに売上高で
負けたくないからかもしれませんが(あくまでApple内部の売上目標が
部門別で厳しく科せられている場合という前提ですが)。
そうなって来ると正に縦割り行政ですが(大脂汗)...
+.kだいひょうさん>
確かにポイントはバカになりませんよね、一消費者としては。私もいろいろ貯めてます(笑)
ですが、売る側のAppleとしてはできるだけ「直営店」で売りたいのではないかと思いました。ショップインショップとは言ってもビックカメラなどにマージンを渡さないといけない訳で、その分純売上高は減少するわけです。
売り上げの窓口を増やすという意味合いでは、直営店まで出せない中規模の都市にショップインショップを作るというのは意味のあることだと思うのですが、、
そのショップインショップの1号店がこの有楽町ビックカメラだったというのが、そういう意味では解せないのです。
後半に書かれている、縦割り行政(「直営店」はUS本社の売り上げ、「ショップインショップ」はアップルジャパンの売り上げ)というのをどうしても疑ってしまうのです。。