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2008年12月10日 Archive

Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic レポ3

最後になりますが、音質などについて。
最初にお断りしますが、これは完全な独断になりますのでご了解ください。

イヤホン3


1万円を切る価格で2基のバランスドアーマチュアを搭載したイヤホン!というスペックを最初に聞いたときには本当に驚きました。また他社にはない「イヤホン&マイク」までついてこの値段ですからなおさらです。
逆にいうと、音質についてはかなり半信半疑でした。世の中そこまで甘くはないだろう、と(笑)

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しかし実際その思いはいい意味で裏切られました。バランスドアーマチュアのもつ「繊細でディテールまで再現する音」がちゃんと出てきます。
さすがに、より高価なバランスドアーマチュアと比べると、再生帯域が狭めとか、若干ですがディテール再現の能力は劣るとか、艶感に欠けるとかありますが、はっきり言ってここまでの音が出るとは思っても見ませんでした。バランスドアーマチュアの世界への入り口へと誘ってくれる優秀なイヤホンだと思います。

本当は耳によくないので実用的ではありませんが、音量をかなり上げてみたりもしました。それでも音はビリついたりせず、作りもしっかり作られていると思いました。

音の傾向は中高音寄り。明るくキラキラした音の印象です。ピアノの音とかには特に向いていると思います。
その代わり、低域にはちょっと物足りなさを感じます。このイヤホン、ハウジングの90度折れ曲がるあたりに小さな穴が空いており、多分バスレフの役割を果たしているのでは?と想像しているのですが、低域の量感に関してはそれでも追いつかないようです。
バランスドアーマチュア1基のImage X10よりも低音は若干出ていない感じです。

イヤーピースを純正からコンプライのに変更して密閉度を上げてみたのですが、劇的な改善はみられませんでした。純正のシリコンイヤーピースでもかなり装着感はよく隙間が殆どないからでしょう。
(このイヤホンに適合するコンプライのイヤーピースは、適合表にApple Premium in-ear headphonesとあったので以前の投稿でT-400と書きましたが、実際実物がついて試してみたらT-100シリーズが適合でした。お詫び致しますm(__)m)

イヤホン8

(T-100装着)

いずれにせよ、このイヤホンが9400円というのはあり得ません。「じゃあいくらの価値なんだ?」と言われても困るのですが(苦笑)
ただ、他社の3-4万円のイヤホンと比較して「若干○○」とかの表現を使っているあたりから推察して頂きたいのですが、それに近い価値があることだけは確かだと思います。是非一聴をオススメします。Apple Store店頭に商品がなにげに陳列されてうられていたという話もありますから、多分試聴機もでているのではないでしょうか?

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このイヤホンの価格帯で、日本市場で対抗になるのは名機EX90の後継機として今年登場したソニーのMDR-EX500SLではないでしょうか。価格コムでもこの価格帯では一番の売れ筋ですし。

イヤホン7

実はこれも持っていたりします(苦笑)。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ソニーはバランスドアーマチュア機は出していません。「ダイナミック型」一本槍で攻めている感じです。
ダイナミック型故に大きくなってしまうハウジングを独特の形状で特長のある商品にしています。前回のEX90もそうでしたし、今回のEX700/500/300もそうです。

これとApple In-Ear Headphones with Remote and Micを聞き比べました。
MDR-EX500SLについてはAV Watchに音質まで含めた評価記事があるのでそちらも参考にして頂きたいですが、やはり低域に関してはEX500の完全勝利です。

 また、通常のカナル型イヤフォンで満足しているというユーザーにも試聴してみて欲しい。小口径ユニットで質の良い低域を出すのは難しいが、カナル型イヤフォンでは密閉度を高めることでボンボンという「低音風の中音」を出して、言葉は悪いが“お茶を濁す”ことはできる。だが、“大口径ユニットでしか出せない低音”は確かに存在する。バランスドアーマチュアユニットも盛況だが、“低域の量感”というダイナミック型ドライバの魅力を再確認できるモデルと言えそうだ。



この評価記事の最後の部分の引用ですが、EX500の低域は本当に「人工的につくった」的なものではなく自然なもので非常に良質です。

低域ばかりのことを触れましたが、トータルの帯域のバランスも私はEX500の方が取れていると感じています。それ故に、Apple In-Ear Headphones with Remote and Micの低域にはちょっと物足りなさを感じます。

但し、何度も触れたようにApple In-Ear Headphones with Remote and Micにはバランスドアーマチュア独特の繊細感があり、それに関しては、ソニーのより優れていると思います。

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バランスドアーマチュアのApple In-ear Headphones with Remote and Mic、ダイナミック型のソニーのEX500、結局は聴く音楽とかの趣味の問題になるんでしょうけど、いずれにせよ1万円を切るこの価格帯でこんな高次元な戦いがされることになるのかと思うと、ユーザーとしては身震いします!


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Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic レポ2

引き続き、リモコンの操作感などのレポートを。

イヤホン4


リモコン&マイクのついている場所は、Y字型のこのイヤホンの左右に分岐した「右側の真ん中あたり」(分岐点からイヤホンまでのちょうど真ん中あたり)です。装着するとちょうど口のあたりにくるようになっています。

他の利便性としては、イヤホンの左右の判別がしやすいことも挙げられます。イヤホンによっては(特にKlipsch Image X 10などは)左右の判別のためにいちいち表示を見ないといけないのですが、このイヤホンは「リモコンのついている方が右」と一度覚えれば簡単に装着できます。

プチッと押して操作するこの小さなリモコンの操作性は抜群です。Apple Radio Remoteの時から思うと、このサイズの小ささはやはりすごいですね。

非常に残念ながら、2つ前の投稿で淡い期待を抱いていた初代iPod touchでも実はこのリモコンが使えるんじゃないか!?に関しては、やはりダメでした
やはり対応機種はAppleの公式発表の通りなんですかねえ、、、

もちろん公式に対応しているiPod classic(120GB)・iPod nano 4Gではちゃんと使えます。言うまでもなく、やはりリモコンがあると便利です。

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またこれらの対応iPodにこのイヤホンを挿すとトップメニューに「ボイスメモ」という項目が出ます(抜くと消えます)。
実験した結果、iPod nano 4Gでは出なかったのですがiPod classic(120GB)の方では録音の「品質:高/低」が選べました。(iPod nanoの残容量が少なかったから項目が出なかったのかもしれません)

<品質:高>
高

<品質:低>
低

どちらも大体10秒程度の録音です。WAV非圧縮なのでかなり容量はとりますね。
高と低では単純にサンプルレートとビットレートが倍・半分になるようです。

ただ、どちらで録音してもあまり差は分かりませんでした。どちらでも言っていることは判別可能ですし無理して高音質で取る必要も無いのではないかと思います。


まだレポートは続きます

Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic レポ1

イヤホン5

イヤホン2


出荷通知の案内通り、Apple In-ear Headphones with Remote and Micが本日到着しました。
他のサイトで写真は見ていましたが、こうして実物をみるとやはり美しいですね。Appleは相変わらず商品へのファーストコンタクトからワクワクさせる演出がうまいです。
ただイヤホンケースはどこかのキャンディのケースで見たような気もしますし、イヤーピースのケースは超巨大な錠剤の風邪薬のようにも見えますが(笑)
ただ、三角形のアールの付け方とか、イヤーピースケースの丸さとかは他のアップル製品の匂いを感じ、やはり「Appleの製品なんだなあ」と思わせてくれます。

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イヤホン1


中には左側に小冊子の説明書のたぐいとリンゴシール、そして右側には、

イヤホン6

交換用メッシュキャップが入っています。

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とりあえず、手持ちのバランスドアーマチュアイヤホンと並んで記念撮影を。

イヤホン3

左から、
Apple In-ear Headphones with Remote and Mic
Klipsch Image X10
Ultimate Ears Triple.fi 10 PRO
SHURE SE310

ただの自慢? いえ、私は耳が8つある特殊な生物なんです(笑)

次の投稿でリモコンの操作感などを。


期待のできる変な画面表示?

iPod touch

これは「初代iPod touch」の画面です。

別にひがんでいるわけではないのですが、この機器にはハードボタンの音量調整ボタンはついていません。内蔵のスピーカーもありません。なので普段は必要のないUIです。

これがなんと充電台から取り外した瞬間にほんの一瞬だけ表示されるのです(ごらんのとおりロックも解除前です)!
多分ファームがあがった影響かも知れませんし、一瞬のできごとなのでわたしが今まで気に留めなかったのかも知れません。
(余談ですが、一瞬の出来事なのでキャプチャに結構苦労しました。鈍いもので、、(苦笑))

■■■

数日前のブログの投稿で、Apple In-ear Headphones with Remote and Micへの淡い期待として、

もちろん音質的にも「サプライズ」だったら面白いですが、私は、これのイヤホンについている「音量調整」が、音量調節ボタンのない”初代iPod touch”でも使えるのか、というプリミティブな希望があります。対応機器ではないので、なくて当然、あればラッキーという感じですが。

やはり一度ロックを解除して曲の画面を出して、小さな音量調整のできないバーを神経質に動かすのは相当苦痛です。そういう意味での期待は大きいです。

かつてこの機器にRadio Remoteが「非対応です」と言われた時はショックでしたが、復活出来たらこんなに嬉しいことはありません。



という内容を書きました。

で、こういう表示が出るということはついに初代iPod touchでもどんなときにでもこのイヤホンのリモコンで音量を変えられることになるのでは!?という期待が俄然高まってきました。


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