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2008年10月15日 Archive

MacBookは「13インチのMacBook Pro」になった

New MacBook
(画像はAppleより拝借)

噂とは若干の違いがあったものの、基本的にはかなりの部分が正解だった新製品発表でしたね。

今回発表された新商品群の第一印象はやはり、MacBookがすごいことになった、ということでした。これは多少乱暴な表現で言うと「MacBookというより、もはや『13インチのMacBook Pro』である」ということだと思います。

お宝さんの記事にもあったとおり、当初は13インチと15インチでもっと”融合した”Line-upになる予定だったと私も思います。

性能的には確かに従来のMacBookとMacBook Proの差別化のキーである「インチサイズとグラフィック」というのが今回も踏襲されているカタチにはなっていますが、

・削りだしアルミのユニボディ
・ボタンのないガラストラックパッド
・iMacを彷彿とさせる黒縁で面一のLEDバックライトディスプレイ
・Mini Display Portの搭載

など、新ネタはすべて両者に搭載されているので、コンフィギュレーションの仕方一つで、これらは「一つのLine-up」になっていてもおかしく無かったと思います。

グラフィック性能もNVIDIA GeForce 9400Mの搭載で従来比5倍と謳っているMacBookのインパクトがやはり強く、9600M GTとのハイブリッドで従来比1.5倍から2倍と謳っているMacBook Proよりも印象に強く残るのは明らかです。(あくまで印象です。実際のパフォーマンスはもっと差があるとは思いますが)

US$ベースで新製品の価格を見てみても、
MacBook $1299・$1599
MacBook Pro $1999・$2499
となっており、価格差的に見ても「一連の繋がった商品群」であってもおかしくないかたまりだと思います。
もし$1599のMacBookのスペックで15インチのMacBookが$1799で存在していたら、完全に繋がると思います。


しかし、ユニボディ(これは会場でも配布されていたようですね。なのでこれが事前に流出してリーク写真になったのではないでしょうか?)とNVIDIAの追加というものはあったものの、価格的にみて「財務状況を圧迫する」ほどのことはあるんでしょうか?(特に$1599のMacBookはプライスポイント的には$1499が普通のところを$100アップして儲けを狙いに行っているようにも見えます。)
確かに、あの製造工程を動画で見ると凄い手間をかけているようにも見えるので、コストが上がったと言われても信じてしまいそうですが。

いずれにしてもあの製造工程は圧巻でした。ビデオにして見せびらかしたくなるのもうなずけます(笑)

■■■

Cinema Displayについては、3本分岐のケーブルという「非常に現実的な処理」がされていましたね。
噂ではDuo以来のDockタイプとかと言う話もありましたが(結局謎のPortはバッテリーインジケーターでした(笑))、これが現実的だと思います。3つのケーブルを繋ぐのが多少スマートさには欠ける部分はあるかと思いますが、それだけでノートがデスクトップに早変わりなのですから、私は結構賢いことやったな、と思います。

■■■

今回のイベントで今年の大きなイベントは終わりなような気がしますが、振り返ってみると、今年は量販モデルに絞った新製品だったなあ、という気がします。
WWDCではiPhoneを3G化して世界展開を、9月のMusicイベントでは最量販のiPod nanoを、そして今回のノートイベントではMacBookを、という感じだったと思います。

厳しめに言うと、iPodはiPod nano以外のモデルはマイナーチェンジでしたし、今回のノートでも廉価モデル・MacBook Air・17インチMacBook Proは取り残されました。Apple TVやMac miniとかに関してはハードとしての新製品はありませんでした。期待されていたUMPC・TabletPCに関してもそうです。サービスの面でも、iPhone用にAppleのサーバを使ったプッシュ式通知サービスの提供はまだ実現されていません。

Appleと言う会社も事業領域が広がり、中々次から次へと多くの商品をサプライズをもって発表・発売するという体力は無いのかも知れません。

我々Macファンとしてはより多くの刺激をいつもAppleと言う会社から受けていたいという期待は当然あるのですが、会社としての身の丈をもう少し理解してあげてもいいのかな、と思いました。


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